海上保安官のやりがい・楽しさ・魅力

海上保安官のやりがい・楽しさ

日本の海を守る誇り

海上保安官には、「海洋秩序の維持」「海難の救助」「海上防災・海洋環境の保全」「海上交通の安全確保」「国内外の関係機関との連携・協力」という5つの使命があります。

海上保安官にしかできない仕事を経験する機会が多く、日本の海を守り、国民が安心して暮らすための任務に没頭することができます。

日頃の訓練や勉強で身につけた高度な技術や知識を駆使する場面も多く、大きなやりがいと使命感を感じながら仕事に打ち込めるでしょう。

仲間を信頼し協力して成し遂げる

先に挙げた5つの使命は、決して海上保安官一人で完結できるものではありません。

多くのスペシャリストが協力し合うことで、日本の海の安全を保っています。

巡視船では船内の仲間はもちろん、ときには航空機と通信を取りながら不審船の警備にあたります。

海難救助では、特殊救難隊はヘリコプターパイロットに命を託すことも多いでしょう。

たとえ航空機の整備が仕事であっても、パトロール時は同乗して機内管理を行うなど、常に誰かと協力し合うのが海上保安官です。

仲間と信頼関係を築き、任務を成し遂げる達成感を感じやすい職業です。

人命を救う

日本の海を守ることが海上保安官の使命ですが、外からの脅威や犯罪に対応するだけでなく、人命を救う機会も多くあります。

たとえば、転覆船や船同士の衝突事故、海上での船舶の故障など、海ではさまざまなケースのトラブルが考えられ、状況に関わらず人命を救うためにパイロットや船員、特殊救難隊が力を合わせます。

どのケースも決して楽に終わることはありませんが、無事にトラブルを解決できたとき、人を助けられた際の達成感は非常に大きなものとなります。

海上保安官の仕事内容

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海上保安官の魅力

スペシャリストとして成長できる

大きな責任感と使命のもと任務につく海上保安官は、職種に関わらず各分野のスペシャリストとして高いスキルが身に付きます。

特殊救難隊は困難な状況下での海難救助、航空機やヘリコプターなどのパイロットはどんな状況にも対応できる操縦技術、航海科職員は運航技術、機関科職員は船の心臓ともいえるエンジン整備など、誰もが高い水準の技術を磨くことができます。

制服を着こなして真っすぐに仕事に向き合う姿は、一般の人々や子どもなどからも憧れられることが多いです。

活躍できるフィールドが広い

海上保安官は、陸・海・空で活躍できる現場があります。

船ひとつとっても操舵や整備、通信を担当する人もいますし、航空職員としてもパイロットや機体整備など、おのおのの目標に応じた多様なキャリアパスが用意されています。

組織として異動を命じられ、陸上勤務を行う機会もありますが、裏方的な任務であっても海上保安官の一員として重要な役割を担うことに変わりはありません。

多様な業務を経験しながら、社会のために働くやりがいと誇りを感じられるでしょう。

国家公務員としての待遇や安定感

海上保安官になるには「海上保安大学校」か「海上保安学校」に入学する必要がありますが、その時点で、身分は「国家公務員」です。

したがって、学びながらでも決められた給料が支給されますし、公務員としての待遇も適用されます。

なによりも、国家公務員としての確かな地位と安定感は魅力的といえます。

海上保安官の任務自体は責任も大きく、ときに危険な場面にも直面します。

しかしながら、キャリアを重ねれば好待遇も約束されているため、そうした面に充足感を味わいやすいのはこの仕事の魅力といえます。