海上保安官の志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

海上保安官を目指す人は、幼い頃から海に関わる仕事がしたいと考えていたり、テレビなどで海上保安官の活躍を見たりしたことから、この職業に興味をもつことが多いです。

また、国家公務員として、世の中の安心や安全を守るために活躍できるといった点に魅力を感じている人もいます。

この記事では、海上保安官を目指す人の志望動機の例文や、面接で気をつけたいことを紹介します。

海上保安官を目指すきっかけで多いものは?

海上保安官を目指すきっかけとして多いのは、以下のようなものです。

  • テレビで活躍する姿を見て憧れた
  • 海や船に関わる仕事がしたい
  • 人助けをしたい
  • 日本の安全や権利を守りたい
  • 国家公務員としての安定性に魅力を感じた

少し前には、漫画や映画にもなった作品『海猿』の影響で海上保安官を目指す人が増え、一時期は、採用試験の倍率が20倍程度にまで上がった時期もありました。

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海上保安官の志望動機の考え方

海上保安官の採用試験の際では、志望動機が必ず問われます。

志望動機はもちろん人によって異なるものですが、志望動機を考える際に大事なことは、自分の思いをしっかりと伝えることと、第三者が聞いて話を理解できるものにすることです。

テレビで海上保安官の活躍を見たのがきっかけなら、具体的に、この仕事のどのような部分に共感し、目指したいと思ったのかを具体的に話すことがポイントです。

もし「潜水士」を目指して海上保安官になりたいのなら、その明確な理由を考えましょう。

海上保安官になると、厳しい訓練と過酷な現場が待っています。

生半可な気持ちではとてもついていけないため、志望動機を通じて「本気度」が問われると考えておくことが大事です。

海上保安官の志望動機の例文

ここからは、いくつかのパターン別に、海上保安官の志望動機の例文を紹介します。

ただし、例文はあくまでも例文です。最終的には自分の言葉で、自分の思いがよく伝わる志望動機を考えていきましょう。

志望する動機が親族だった際の例文

「父親が海上保安官だったこともあり、海上保安官は幼いころから身近な存在でした。

幼いころから、父は折に触れ海上保安官のやりがいを教えてくれたため、自然と父と同じ道に進むことを目指すようになりました。

海上保安官は、日本を守る、誇りある仕事だと考えています。

父を超えるような海上保安官になれるよう、精一杯努力を続けていきます」

人命救助が志望動機の例文

「私が海上保安官になりたいと考えたきっかけは、テレビのドキュメンタリー番組で見た海上保安官の潜水士の活躍に心を動かされたことです。

そのときに映し出された救助者のホッとした表情と笑顔を見て、潜水士は世のためになる、非常に重要な仕事だと感じました。

海上保安官として経験を積み、一人でも多くの人を救助できる技術を身につけ、人々の安心や笑顔のために働きたいと思います」

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海上保安官の面接で聞かれること・注意点

海上保安大学校、海上保安学校ともに、採用試験では「人物試験」という面接試験があります。

この試験は一次試験を通過した人にのみ実施されるもので、面接官複数名との面談形式です。

志望動機のほか、趣味や学生時代の思い出なども聞かれます。

人柄や対人的能力などを確認するのが主な目的であり、特別難しい質問はないようですが、ここでしっかりと志望動機を自分の口で説明できるように事前準備は必要です。

そのほか面接時の注意点は民間企業と変わりません。

学生服やスーツを着用し、髪型や髭の処理も含め、清潔感のある身だしなみを心がけましょう。

海上保安官の自己PRのポイント

海上保安官を目指す人は、海上保安大学校もしくは海上保安学校に入校すると、寮生活を行います。

また、任官後も常に集団で行動しながら仕事に取り組みます。

そのため、協調性は、海上保安官にとって非常に大事な要素といえます。

協調性に欠けると自らはもちろん、周りの仲間にも危険を及ぼしかねないため、仲間と協調して行動できることをアピールするのはプラスになるでしょう。

加えて、責任感の強さをアピールするのもポイントです。

海上保安官の業務は人命に関わるものも多く、責任感がなければ務まりません。

学生時代の部活動や委員会活動などを振り返りながら、具体的なエピソードも含め、自らの責任感の高さを面接官に伝えるとよいでしょう。

海上保安官の履歴書で気をつけるべきことは?

どの職種でも同じですが、履歴書を丁寧に書くことは大前提です。

ここでいう丁寧の意味は文字のきれいさというよりも、一つひとつの項目に気持ちを入れて書くという意味合いです。

いい加減に書いた履歴書は誰が見てもわかるため、丁寧に書くことを心がけてください。

その上で、海上保安官として気を付けるべきポイントは、やはり志望動機や自己PRの内容でしょう。

なぜ海上保安官になりたいのか、そのために自分が何をしてきたかを簡潔に、わかりやすく文章化する必要があります。

そこで書いた内容について、面接時に掘り下げて問われることもあるため、しっかりと考えて海上保安官への思いを伝えるようにしましょう。

「海上保安官の志望動機・面接」まとめ

海上保安官を目指す人は、もともと海や船が好き、人を助ける仕事がしたいなどの思いを持っていることが多いです。

また、国家公務員としての安定性に魅力を感じて、この職業を目指す人もいます。

志望動機は人それぞれ異なるものですが、海上保安官の仕事は決して楽なものではないため、面接試験では本気度が問われます。

単なる憧れの気持ちではなく、心からこの職に就いて頑張っていきたいという思いが伝わる志望動機を考えていきましょう。