俳優・女優のつらいこと・大変なこと・苦労
しかし、その生活は多忙になりがちで、厳しい競争の中で自分を磨き続けなくてはならないなど、楽しいばかりではありません。
この記事では、俳優・女優にとっての大変なことや苦労、仕事の悩みなどを紹介します。
俳優・女優の大変なこと、苦労
ここでは、俳優・女優の大変なことや苦労について紹介します。
俳優・女優は、他の職業とは違う厳しさを感じながら生活する人もいます。
人気が出るまでの下積み時代の苦労
いくら美しい容姿を持っていても、しっかりとした演技力がなく、その人なりの魅力が表現できなければ、なかなか有名にはなれません。
また、素晴らしい演技力があっても、よい作品やよい制作陣に出会わなければ、大きく花開くチャンスを掴むのは難しいです。
売れない新人時代には、日々アルバイトをしながらオーディションを受ける日々が続くこともあります。
「有名になりたい」「芸能の世界に憧れる」といった軽い気持ちでは耐え切ることができず、この道を早々に諦めてしまう人もいます。
自身の演技力・魅力を高めるために日々の努力が必要
俳優・女優にとって、役作りは切っても切り離せないものです。
台本にある人物を深く読み解いたり、監督や演出家とディスカッションをしたりなど、人によって役作りの方法はさまざまです。
いずれにせよ、日常から演技力を高めるためのアンテナを張り、自身の感性を豊かなものにしておかないと、さまざまな役柄を演じることは難しいです。
たとえば人間観察をしたり、ニュースや新聞を見て見分を広めたり、ほかの役者の演技を見たりすることも、俳優・女優にとって必要なことです。
日々の生活が仕事に直結するため、世の中の出来事や周囲の人々から常に学ぶ姿勢が求められてきます。
プライベートの自由が減ってしまう
俳優・女優として名前が売れると、どうしてもプライベートに制限がかかってきます。
俳優・女優はイメージが重要であるため、出かける場所や交友関係にも気を遣わなくてはならない場面が増えてしまいます。
人気俳優や人気女優になればなるほど、芸能レポーターや週刊誌から追われることも多いでしょう。
さらに、近年はインターネット上での炎上・誹謗中傷といったトラブルも増えています。
大手の事務所に入っている場合は事務所が守ってくれることもありますが、人気が出るほどに、一般人のような生活が難しくなってしまう側面があります。
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俳優・女優の悩み・つらいこと
ここでは、俳優・女優が抱えがちな悩みや、つらいと感じることについて紹介します。
仕事が得られない
テレビや映画などの製作陣は、より高い視聴率や、よりよい興行成績が修められる俳優・女優を起用したいと考えます。
つまり、できるだけ人気があって、たくさんのファンがついている人が、作品に抜擢されることはしばしばあります。
極端なことをいうと、独自の魅力がある演技力が高い地味な俳優・女優ではなく、演技はあまり上手でなくても、顔がよく知られていて人気を誇っている俳優・女優が主役に抜擢されることも、実際はあります。
また、大手の芸能事務所に所属している俳優・女優ほど、事務所の人脈の広さから、メディアとの太いパイプを通じて抜擢されやすいともいわれます。
こうしたことから、「なかなか人気がでない」「メディアへの露出が少なくて知名度が低い」「事務所の力が弱いため仕事が少ない」など、演技以外の部分で悩む人もいます。
演技力だけではなく、人気の高さや営業力も実力のうちと考えて、地道に努力をすることが大切です。
世間のイメージとの戦い
俳優や女優として有名になると、世間から「この女優は清純派」「この俳優は家庭的」など、さまざまなイメージを持たれることになります。
このようなイメージは、映画やドラマの次の役の起用につながったりCMへの出演につながったりするため、非常に大切で、強みにもなるものです。
しかし、「清純派」として人気を集めていた女優が陰で不倫をしていたり、「家庭的」として信頼されていた俳優が離婚をしたりすると、イメージに傷がつき、仕事にも悪影響が出ることがあります。
多くの人の注目を集める職業であるぶん、常に人の目を気にして自分のイメージを作り込まなければいけないのが、この職業の大変なところでしょう。
将来の保証がない
華やかな芸能界で働く俳優・女優ですが、将来性の不確かさや生活の不安定さは、一生つきまといます。
ドラマや映画に引っ張りだこの俳優でも、いま人気があるからといって来年も人気があるとは限りません。
仕事がなくなれば、収入にも大きく影響します。
たとえどんなに売れっ子になっても、来年の仕事はどうなるかわからない」というリスクを常に抱えていく覚悟がなければ、この業界でやっていくことは難しいでしょう。
「俳優・女優の大変なこと・苦労」まとめ
芸能界で生きる俳優・女優は、一般企業の会社員とはまったく異なる仕事の苦労や悩みを抱えています。
人気商売であるがゆえ、自身の魅力を高め続けなくてはならず、またイメージづくりにも気を遣わなくてはなりません。
新人時代は収入面でも厳しい場合が多いため、情熱と覚悟をもって、努力を続けていくことが必要です。