芸者の仕事内容

宴席を盛り上げ、客を笑顔に

舞踊や音曲、鳴物など各種芸能を余興で披露し、宴席に花を添え、客をもてなすのが芸者の仕事です。

皆、見習い期間を経ており、一人前として認められたプロフェッショナル。

地方によって「芸子」や「芸妓」などとも呼ばれています。

江戸時代中期ごろから盛んになった歴史のある職業で、宴席では踊りを担当する立方(たちかた)と演奏を担当する地方(じかた)に分かれて芸能を披露します。

踊りにもさまざまな流派があり、芸者はそれぞれいずれかに属すことになります。

演奏も三味線、唄、浄瑠璃を中心に笛や太鼓も習得し、演目に応じて使い分けています。

見習いの段階では満遍なく稽古に励み、一定のレベルを修得することを目指しますが、一人前として宴席に出るようになると、それぞれ得意とする分野を主に披露するのが一般的です。

接客業の一種

宴席では余興を行っている以外の間はお酌をしながら客とコミュニケーションをとります。

さりげなく宴席を進行するのも芸者の大切な仕事です。

客層に応じて話題を選ぶ必要があるため、普段の生活から情報収集は怠りません。

最近では海外の客をもてなす機会も増えてきているため、語学力を磨くのも修行のうちになりつつあります。

鍛錬の日々

宴席に呼ばれて芸事を披露し、収入を得られる立場にある芸者ですが日々の稽古も欠かしません。

宴席は主に夜間がメイン。日中は専ら稽古に励んでいます。

時には宴席後にその日の反省も込めておさらいをすることも。

芸能に携わる立場である芸者にとって稽古も大切な仕事のうちであるといえます。

活躍の場は多様化している

最近では宴席での余興以外に日本文化の継承者として各種イベントに講師として呼ばれる機会も増えてきています。

講義する内容は着付けや礼儀作法、芸事の基本などさまざまです。

時には海外出張することもあります。

PR活動を行う観光大使として活躍する芸者もいます。

江戸時代から脈々と受け継がれる伝統芸能の担い手として、教育現場に呼ばれることも珍しくありません。

時代の変化に応じ、働きの場が外に開かれてきています。