芸者の一日

1日の流れ

10:00 稽古場に到着

演目は日によってまちまち。適宜休憩をはさみながら励みます。

15:00稽古修了・美容院へ出発

宴席前に髪結いに出かけます。

16:30置屋へ出勤・座敷着に着替え

その日の宴席に関する確認事項を頭に入れます。

18:00料亭に出勤

依頼のあった料亭へ出向き、宴席に参加します。お酌や会話などで場を盛り上げます。

20:00余興

舞踊や音曲等で客を楽しませます。

20:45休憩

しばし宴席を離れ、休息します。

21:00再度、宴席へ

22:00宴席終了・二次会へ

0:00 置屋へ・帰宅

1日の仕事が終わり、置屋へ報告へ帰ります。

稽古も仕事のうち

その日の宴席で披露する演目に応じた稽古を行うことから芸者の一日が始まります。

長さは日によって異なり、長い時だと夕刻までかかってくることも。

仕事が深夜に及ぶことも珍しくないため、短時間で終ることもあり、身体に負担のかからないように日々努力を重ねています。

おもてなしのスペシャリスト

宴席を円滑に進行するのも芸者の仕事です。

余興以外はお酌や会話で客をもてなします。

芸者を呼ぶ宴席は大きな商談等、緊迫した雰囲気である場合も多いため、芸者の添える花が必要不可欠。

結果、良い方向に話がもとまったとお礼の言葉をかけられることも多いのだとか。

幅広い客層に対応できるように、日常からアンテナを張って情報を収集しています。

時には語学力が試されることもあります。

宴席終了後も場合によっては場所を変えて談話を楽しむことも珍しくありません。

そのため、帰宅が深夜になってしまうこともあり、健康管理も芸者の能力のうちであると考えられています。

着付け、髪結い

稽古は当然着物で行います。

その際の着付けはもちろん髪結いや化粧も自分でしなければなりません。

基本は見習いの時に習得しているため、かなりの早さで美しく仕上げることが可能になっています。

また座敷に出る前には美容院で身なりを整えることもあります。

着物も宴席用のものに着替えます。

このように身なりを整える時間が一日に何度もあるのは芸者ならではであるといえるでしょう。

置屋に始まり置屋に終わる

置屋とは芸者の属する事務所のこと。

料亭とのアポイントをとったり、芸者の衣食住の世話をしたりしています。

ここにまず出勤して女将からの指示を聞き、宴席終了後はその日の報告を行います。

芸者が仕事をするにあたり、置屋はなくてはならない存在です。

イレギュラーな仕事も

以上がごく一般的な芸者の一日になりますが、時には宴席以外の場で仕事を依頼されることもあります。

日本文化に関する講師の依頼や、観光PR活動等、国内外を問わず活躍の場が広がっているのが現状です。