芸者になるには

置屋の門を叩く

芸者は皆、それぞれの置屋に所属しています。

置屋とは宴席に芸者を派遣する役割を担っており、衣食住の世話などもしてくれる場所のこと。

まずは置屋に所属することが芸者への第一歩です。

最近では募集を公示している置屋も多いですが、原則、自身で希望の置屋に問い合わせをして面接の機会を作ってもらうことになります。

未成年の入門希望者の場合、置屋の経営者である女将と志願者の保護者も面接を行います。

家庭の同意がないと置屋への所属は難しいものと理解して下さい。

はじめは見習いから

晴れて置屋に所属できてもすぐに芸者として活躍できるわけではありません。

まずは見習いとして修行に励み、芸者としてふさわしい所作や言葉遣い、着付けや化粧などの修得を目指します。

芸者の見習いは京都では舞妓、それ以外の地域では半玉と呼ばれ、先輩である「姐さん」から芸者のいろはを学びます。

舞妓の仕事

入門時の年齢が高いと、半玉という立場をとらず、研修中の芸者という扱いで修行させる置屋もあります。

学歴は不問だが

芸者を目指すにあたり、特別な学歴は必要ありません。

何よりも厳しい条件が年齢。

もともと見習いは15歳から始めるのが一般的で成人をする頃に芸者としてデビューするものでした。

最近では時代の変化から、高校卒業後の18歳でも受け入れるとする置屋が多くなってきています。

いずれにしても進路決定を若年でしなければならないという面では非常に敷居の高い業界であるといえるでしょう。

最近の芸者事情

最盛期に比べ、宴席を行える料亭は減少の一途を辿っています。

それに伴い、芸者の数も少なくなってきており、後継者の確保が業界全体で専らの課題です。

このような状況を鑑みて、もともと厳しかった年齢制限を緩和する置屋も出てきています。

かつては考えられなかった30代で芸の道に入るというケースも増えつつあります。

良いスタートを切るために

日本舞踊、三味線や長唄などは習い始めるのに早すぎるということはないでしょう。

修業期間を円滑に過ごすためにも一つでも早めに始めておくことをおすすめします。

ただし、置屋に入ってから、異なる流派を学びなおす必要も出てきます。

自身のスキルはそれとして、置屋での学びを第一優先に考えることが大切です。