イベントプランナーの需要・現状と将来性
ただし、イベントプランナーは実力勝負の仕事で、日本では腕を持ったイベントプランナーが慢性的に不足しているといわれています。
そのため、さまざまな現場で経験を積み、スキルと実力を兼ね備えることが活躍の幅を広げるきっかけとなるでしょう。
本記事では、イベントプランナーの現状から将来性、今後の活躍の場などを紹介します。
イベントプランナーの現状
イベントプランナーには、広告代理店やイベント企画会社で「イベントプランナー職」として働く人が多く、実際の現場で継続的にイベントプランニングに携わる人はあまり多くありません。
新人時代は、
- 書類作成
- 会場やスタッフの手配
- ホームページやブログの更新
といった、事務に近い地味な仕事が大半となります。
そのため
- 自分のやりたい仕事ができない
- 理想と現実にギャップがある
という不満を抱きやすく、志半ばでイベントプランナーへの道を諦めてしまう人が多いという現状があります。
しかし下積みを終え、イベントプランナーとしての実力とスキルが身についた後は、自分の能力を生かして
- プランニング
- リリース作成
- イベントのマッチメイク
などを行えるようになります。
イベントプランナーは華やかでかっこいいイメージをもたれがちですが、ただ憧れを抱いているだけでは一人前になれないのが現状です。
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イベントプランナーの需要
世の中が進化しITやAIがより発達したとしても、人の手を使ったイベントがなくなることはなく、イベントプランナーの需要は今後もあり続けるでしょう。
ただし、イベントプランナーは実力勝負の仕事で、日本では総合的にイベントを仕切ることのできる腕を持ったイベントプランナーが、慢性的に不足しているといわれています。
そのため、フリーランスのなかでも一部の有能な人へ仕事が集中するのが実情です。
さまざまな現場で経験を積み、スキルと実力を兼ね備えたプランナーになることが、活躍の幅を広げるきっかけとなります。
イベントプランナーの将来性
バブル崩壊以降、日本経済は低迷が続きイベント業界も縮小傾向にありました。
しかし、近年イベントプランナーの活躍の場は広がりを見せており、
- イベント関連会社
- 一般企業
- 自治体
などで働くプランナーも増加傾向にあります。
イベントは時代の動きとも関わりが深く、最近であれば
- 地域活性化を目的とした自治体のイベント
- 晩婚化の影響からお見合いイベント
などが多く開催されるようになっているため、就職やキャリアアップのチャンスは増えてきていると考えられるでしょう。
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イベントプランナーの今後の活躍の場
イベントの変化
今までイベントといえば、イベントの作り手側が観客に一方的に投げかけるスタイルのものがほとんどでした。
しかし、近年では観客も一緒に楽しめ、双方向的に楽しめるイベントが増えてきました。
これはSNSの発達によって、
- 自分がイベントの中に入り込む
- 一緒に楽しめるものが好まれる
ようになってきたからです。
イベントは、これまでの受動的な企画から、観客も一体となって楽しめる企画へと方向転換していくことでしょう。
インターネットやSNSでのプロモーション
インターネットが発達するにつれ、プロモーションには
- クチコミ
- SNSでのシェア
が大きなウエイトを占めるようになり、話題性のあるイベントを作り上げるには欠かせない存在となりました。
なかでも商品やサービスなどをプロモーションする場合、クチコミをしてもらうには
- 思わず誰かに教えたくなる
- 画像を撮りたくなる
といったしかけをする必要があります。
イベントプランナーは、ただイベントを手掛けるだけの仕事からより宣伝や広報としての役割を大きく担うようになり、活躍の場も広がっていくことでしょう。
「イベントプランナーの需要・現状と将来性」のまとめ
イベントプランナーは、諦めずに下積みを続ければ手が届く職業であり、まだまだ需要・将来性があります。
時流を読み、SNSなどを駆使しながらこれからの時代に合ったイベントを生み出すことが求められます。
また、プロモーション活動への工夫も活躍の場を広げるためには必要不可欠です。