エステティシャンと美容部員の違い
エステティシャンと美容部員の仕事内容の違い
エステティシャンの仕事は、エステティックサロンにおいてボディケア・脱毛・フェイシャル、リフレクソロジーなどの施術を行うことです。
それに対し、美容部員の仕事は、ファンデーションやアイシャドウ・シャンプー・マニキュアなど、さまざまな化粧品の販売をする仕事です。
美容部員はお客さまの肌の悩みや好みを聞き出すために「カウンセリング」をし、その方のファッションや髪型などに合わせ、季節感や流行を取り入れながら最適な化粧品をチョイスします。
カウンセリングをし、相手の悩みや好みを聞きそれに必要な対処をするという点はエステティシャンと同じですが、エステティシャンは施術が主な仕事であるのに対し、美容部員の仕事はあくまで化粧品の販売がメインとなり、メイクや化粧品のチョイスはあくまでお客さまに対するアドバイスといった形になります。
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エステティシャンと美容部員のなる方法・資格の違い
エステティシャンも美容部員も、特別な資格は必要ありません。
ただし、どちらの職業も身体や肌に関する知識が必要なため、美容系の専門学校へ進学し、その後就職するという人が多いです。
エステティシャンを目指す場合は、美容系の専門学校のほか、エステティシャン養成学校やスクールなどへ通い就職します。
美容部員を目指す場合、美容系の専門学校やヘアメイクが学べる専門学校で勉強してから、化粧品メーカーや百貨店などへ就職します。
エステティシャンと美容部員の資格・必要なスキルの違い
エステティシャンも美容部員も、人間の肌に直接触れるため、現場に出る前にはきちんとした知識と技術を身につける必要があります。
特別な資格は必要ないため、専門学校等で学ばなくてもエステティシャンや美容部員になることはできます。
しかし実際には、エステティシャンはマッサージのテクニックや美容器具の扱い方、美容部員の場合はメイクのテクニックや商品知識などさまざまな知識が求められます。
これらは顧客数や売り上げに直結するほど重要なものなので、どちらの職業とも高いスキルと知識が求められます。
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エステティシャンと美容部員の学校・学費の違い
エステティシャンになるための学校には、美容系の専門学校をはじめ、エステ協会の認定スクールや通信教育などがあります。
一方美容部員の学校としては、美容専門学校があり、「ビューティーコンサルタント科」「美容学科」「トータルビューティー科」などさまざまなコースがあります。
美容の基礎からメイクテクニック、エステ技術、ホスピタリティなどまで幅広く学べるため、学生時代から美容部員を目指す人にはぴったりです。
エステティシャンと美容部員の給料・待遇の違い
エステティシャンの給料は、月給は18万円から22万円くらいが相場で、平均年収は30歳代前後で300万円から400万円ほどと言われ、歩合制をとっているところが多いことが特徴です。
美容部員の給料は、正社員であれば月給20万円から、契約社員であれば月給15万円から20万円、アルバイトであれば時給850円から1,200円程度になることが多いようです。
会社によってはインセンティブ制度が設けられており、個人の売上成績によって特別ボーナスのようなお金がもらえることがあります。
エステティシャンと美容部員はどっちがおすすめ?
エステティシャン、美容部員ともに女性の美に関する仕事ですが、大きく分けると肌や身体をメインに扱うエステティシャンに対し、美容部員は顔やメイクをメインに扱います。
美容やダイエットに関心がある人はエステティシャン、メイクや化粧品に興味があるという人は美容部員が向いているといえるでしょう。
また、エステティシャンは施術がメインとなりますが、美容部員は化粧品の販売がメインのため、目的によって選んでもよいでしょう。