絵本作家のアシスタント募集はある?

絵本作家のアシスタントの現状

絵本作家がアシスタントを募集することは、ほぼ皆無に等しいでしょう。

そもそも絵本はページ数が少なく、出版される頻度も高いものではありません。

「売れっ子」といわれる人の作品でもロングセラーの増刷、修正増刷がメインになるため、締め切りに追われて人手を必要とするほど忙しい状況になることはほとんどないといえます。

ごくまれにアシスタントが必要になるのは、出版社などの企画によるシリーズものを手がける場合で、これはテーマやストーリーの骨格が出版社側から指定されるため、挿絵やイラストレーターの仕事に近いものになります。

この場合、絵本作家が文章を考案し、イラストのラフスケッチを描いたところで、アシスタントに背景の着色などを任せるパターンが多いようです。

アシスタントを務めるのは美大生やデザインの専門学校生、その卒業生などで、イラストの基礎をしっかり学んだ人で、多くの場合は、その絵本作家の特長や癖を知りぬいた家族や周辺の人脈から選ばれます。

そのため一般からの募集はほとんどなく、絵本作家のアシスタントになるということは相当難しいと考えておいた方がよいでしょう。

絵本作家への弟子入り

キャラクターイラストや独自のイラスト手法を残そうとするシニアの絵本作家の場合、弟子をとってそのノウハウを伝授するケースがあります。

「ねないこだれだ」などのシリーズで知られるせなけいこさんは、絵本作家の武井武雄に弟子入りして修業し絵本作りを学んだことで知られています。

この場合、弟子はその作家に惚れ込み、後継者になりたいという強い思いを持つ人に限られます。

弟子は自分の個性を出すのではなく、師匠の真似を繰り返す必要があるためです。

自分の作品を世に出したいと願う絵本作家志望者なら、弟子入りは避け、別なデビューの方法を探した方がよいでしょう。

絵本作家のアルバイト

アルバイトで絵本制作にかかわりたい場合、上記のようなアシスタントや弟子として絵本作家を手伝う形になりますが、相当な画力やコネクションがない場合は難しいと考えておいた方がよいでしょう。

一方、絵本を制作している出版社にアシスタントやアルバイトとして就職し、絵本作りに関わることは可能です。

この場合は自ら絵本を描くわけではありませんが、絵本が作られる現場や絵本を作る出版社の内部のことについてなどを間近に見られる良い機会のため、将来絵本を作りたいと考えている人にとってはまたとないチャンスです。

出版社や編集部なども非常に倍率の高い人気の仕事ですが、絵本作家のアルバイトになるよりも、こうした場所でアシスタントやアルバイトとして働く方がまだチャンスはあるといえます。

アルバイトをする絵本作家

本職は絵本作家でありながら、アルバイトとして挿絵やイラスト制作の仕事を受ける人もたくさんいます。

絵本作家だけで生計を立てるのは難しいため、このようにさまざまな仕事を掛け持ちしながら収入を得ている人も少なくありません。