絵本作家のつらいこと・大変なこと・苦労

絵本作家は夢のある魅力的な仕事に感じますが、楽しいことばかりではなく、つらいこと・苦労もともないます。

とくに本が売れない、収入が得られないという悩みは、大変つらいことであり絵本作家を諦めるきっかけになることもあります。

この記事では、絵本作家が抱える悩みや現状を解説します。

絵本作家のつらいこと・大変なこと

本が必ず売れるとは限らない

本が売れないという悩みは、絵本作家なら誰もが一度は経験することでしょう。

出版社の折り紙つきで発行した自信のある作品でも、世の中に出すまで誰にも分らずまったく売れなかったこともあります。

なぜ売れないのか理由としては、

・現代の子どものニーズに合っていない
・親が子どもに読ませたいと思わなかった

など、さまざまな原因が考えられますが明確な理由は誰にもわかりません。

大人には非常に評価されていても子どもの反応が薄い場合もありますし、またその逆もあります。

何度も本を出版しながら、売れるのを待ちます。

売れる本を出すには、センスや能力といった部分も大きく、文章を書く技術も必要です。

絵本作家は常に時代のニーズを注意深く調べ、試行錯誤して作品の執筆にをする必要があります。

絵本作家の悩み

本が描けない

絵本作家のみならず、クリエイティブな仕事にはスランプがつきものです。

とくに絵と文章両方を書く作家であれば、

・文章が書けてもそれに見合う絵が思いつかない
・反対に絵が思い浮かぶのに適切な文章が思い浮かばない

と悩みを抱えることもあります。

スランプから抜け出すために

・自宅以外の場所に行って環境を変える
・生活リズムを変える
・趣味など別のことに没頭して気分転換をする

などをして解決しますが、どんなに工夫をしてもまったく描けないときがあります。

気力もなく、ただ白紙をじっと眺めて、1日がすぎる毎日を繰り返す作家も少なくありません。

時間が解決してくれるときもあれば、第三者が解決してくれるときもありますが、こうしたスランプとうまく付き合っていかなくては、絵本作家として長く働くのは難しいでしょう。

出版社との兼ね合い

出版社との兼ね合いは、とくに近年重要視されています。

出版社は、絵本を売り出すためにさまざまな工夫をしており、その中にはさまざまな制約も存在します。

それに対して、自由に本を作れないと感じている絵本作家も多いようです。

具体的には

・死という言葉を直接使用しない(「お星様になった」「空の上に行った」など比喩を使う
・お酒で酔っ払った人は出してはいけない
・タバコを吸う人を出してはいけない
・差別的なことを表現しない

以下のようなことが挙げられます。

近年では、福音館書店の『おじいちゃんのカラクリ江戸ものがたり』という本の中で、おじいさんがタバコを吸っているシーンが頻繁に登場すると批判を受けて出版が差し止められたり、
『ちびくろサンボ』が黒人に対する差別的な表現があると、各社が絵本の出版を自主的に取りやめてしまったりすることもありました。

これらは法律で決まっているわけではなく、明確な基準が設けられているわけでもないので、出版社それぞれの裁量や判断によります。

とくにここ数年では、マスコミや読者からの「炎上」を恐れ、タブーと思われる要素はすべて排除する傾向にあり「表現の自由」との板挟みの間で葛藤することも多いようです。

絵本作家を辞める理由

絵本作家を辞める理由
  • 本が売れない
  • 収入が得られない

せっかく絵本作家としてデビューしたとしても本が売れないために次の本が出版できず、絵本作家を辞めざるを得なかったという人は多くいます。

また絵本作家として活動していても、十分な収入が得られないためにイラストレーターや画家、作家などを本業にしている人も多くいます。

一部の作家を除けば、得られる収入も低く、童話作家だけで生活をしていくのは難しいのが現状です。

「絵本作家のつらいこと・大変なこと・苦労」のまとめ

絵本作家になるには、よい面だけではなく、マイナス面も頭に入れておかなければなりません。

しかし、この悩みを乗り越えた絵本作家の先には、悩みを吹き飛ばすほどの感動・やりがい・喜びを得られるでしょう。