DTPデザイナーの現状と将来性
DTPデザイナーの現状
近年、メディアは紙媒体からWeb媒体への移行が進んでおり、印刷物のデザインに携わるDTPデザイナーの需要は、以前に比べると減少傾向にあるといわれています。
もちろん、まったくDTPデザイナーの需要がないわけではなく、専属のDTPデザイナーを雇う印刷会社もあります。
しかし、DTPデザイナーとしてキャリアを積む際は、どのような場所で働き、どのような専門性やスキルを身につけていくべきか、しっかりと考えておいたほようがよいでしょう。
20代で正社員への就職・転職
DTPデザイナーの今後
この先、紙媒体の印刷物が縮小傾向にあると予測される一方、電子媒体は拡大していくため、Webデザイナーの活躍する機会は増えていくことが見込まれます。
そのようななか、DTPデザイナーが新たな仕事を求めてWebデザインにも手を広げるケースも目立ち始めています。
紙とWebの両方を扱えるスキルを磨いておけば、さまざまな仕事に対応することができるでしょう。
Webデザイナーへの転職が増えている一方、一定数のDTPデザイナーのニーズはまだあるため、今後はより能力の高い人材だけが生き残っていく傾向にあるといえるでしょう。
長く活躍し続けるには?
DTP業界は、長く働いても大幅な昇給は望みにくく、労働時間の長さに対して収入が見合わないという声もよく聞かれます。
また、この仕事ではデザインの流行やトレンドをつねに追い求める必要があり、若い人が次々と出てくることから、40代や50代になっても正社員のDTPデザイナーとして活躍し続けることは難しいのが実情です。
正社員のDTPデザイナーとして定年くらいまで活躍していきたいのなら、チームマネジメントなども学び、アートディレクターやプロデューサーへキャリアアップしていく必要があるでしょう。
もし職人的にDTPデザインをとことん突き詰めていきたいのであれば、独立してフリーランスになる道を選ぶ人がほとんどです。