電気工事施工管理技士の資格
電気工事施工管理技士の資格とは
電気工事施工管理技士は、建築法に基づく「施工管理技士」といわれる種類の国家資格のうちのひとつです。
電気工事を行うことができる資格に「電気工事士」がありますが、電気工事施工管理技士は、その上級資格のような位置づけになっており、工事現場を管理・監督することができます。
具体的には電気工事の施工計画を作成したり、さらには工事の工程管理、品質管理、安全管理などがおもな仕事になります。
20代で正社員への就職・転職
資格の種類
電気工事施工管理技士の国家資格は、「1級」と「2級」の2種類があります。
どちらも電気工事の施工管理に携わるという点では同じですが、1級と2級では請け負える業務の範囲に違いがあります。
2級電気工事施工管理士は、一般建設業の営業所ごとに置く「専任技術者」や、工事現場ごとに置く「主任技術者」のみになれるのに対し、1級電気工事施工管理士は2級の範囲に加え、特定建設業の営業所ごとに置く「専任技術者」や「監理技術者」にもなることができます。
大規模な工事に責任者として携わることができるのは1級の資格者となるため、1級を持っていることで業務の幅は広がります。
試験の難易度は?
電気工事施工管理技士試験の難易度は1級のほうが高いとされており、同じ学歴における実務経験も1級のほうが多く求められます。
ただし、受験資格さえ満たしていれば2級を受験せずに1級を取得することは可能です。
1級、2級ともに合格率は50%程度となっています。
20代で正社員への就職・転職
資格を持っていると転職にも有利に
電気工事施工管理技士の資格を取得すると、何かとプラスに評価される場面が増えるでしょう。
たとえば「資格手当」の支給が行われる会社では、月に数千円~1万円程度上乗せされることが多いようです。
また、有資格者を積極的に採用したいと考える会社は多く、転職時にも有利になるでしょう。
とくに1級を持っていると高く評価されやすくなります。