電気工事施工管理技士のつらいこと、大変なこと、苦労
知識技術を磨き続ける苦労
電気工事施工管理技士の大変なことのひとつは、仕事を始めてからも知識や技術を磨き続けなくてはならないことです。
現場では、さまざまな工事を正確に進めていき、現場をまとめ上げていけるだけの知識や技術が求められます。
個人の力量が出やすく、たとえ長年働いていてもスキルがない人はさほど評価されず、若い人にどんどん抜かされてしまうこともあります。
また、建設系の技術者は誰しもそうですが、一人前になるまで時間がかかることも大変な一面だといえます。
自分が手掛けた工事が無事に終わったときには毎回やりがいを感じられるものの、コツコツと腕を磨き続けなくてはならないのは大変なことだといえるでしょう。
20代で正社員への就職・転職
業務量が多くなりがち
電気工事施工管理技士は、電気工事の現場で監督役のようなポジションを任されることが多いです。
施工計画を考え、資材の発注や現場の安全管理、品質管理など業務範囲が広く、また関わっていく仕事に対する責任も重いものとなります。
現場作業が行われている夕方までは現場に出て進捗状況などを確認し、夕方以降にデスクワークに取り組むと、夜遅くまでの残業が増えてしまうことがあります。
また、現場の技術者たちをはじめ、さまざまな人の間に入ってコミュニケーションをとらなくてはならないため、気苦労も多い仕事です。
体力的に厳しいことも
電気工事の現場は決してキレイなものではありません。
肉体的にもハードになりがちで、たとえば重い工具や資材などを運んだり、身体が思うように動かせないような狭い場所での作業となることもあります。
いくら体力に自信があっても、一日の作業が終わるとグッタリしてしまうこともあるでしょう。
また、工事のスケジュールが遅れていると休日出勤をしなくてはならないこともあります。
施工管理を行う電気工事施工管理技士は一般の技術者ほど現場作業をたくさん行わない場合もありますが、それでも時と場合によっては自ら作業に入ることもあり、心身ともにハードな日々を送ることになります。