アナウンサーになりたい人へ(体験談)
アナウンサーになって、何がやりたいのか?
アナウンサーになりたい、そう思ったきっかけはさまざまでしょう。
テレビのアナウンサーに憧れたから、華やかそうだから、好きな有名人に取材で会えるから、かもしれません。
きっかけはそれでもいいですが、アナウンサーになりたいならば、なぜなりたいのか、アナウンサーになったら自分は何をしたいのか、具体的に考えてみてください。
たとえば
「ニュースをきちんと読めてコメントもできる、説得力あるアナウンサーになりたい」
「相手の本音を引き出せるインタビュアーになりたい」
「サッカー実況では日本一と言われるアナウンサーになりたい」
などです。
どれだけ具体的に考えられるでしょうか?
アナウンサーは、タレントではない
もし、あなたがただテレビに出たいだけならば、アナウンサーではなくタレントになるべきです。
タレントさんは、自分の魅力=商品です。自分がテレビに出ることそのものが、お仕事です。
しかし、アナウンサーは、自分がテレビに出ることそのものは、本来の仕事ではありません。
アナウンサーの仕事は、自分が伝え手として、情報をよりわかりやすく紹介することです。
そこを履き違えないように、日々、伝え手としてふさわしい知識や立ち居振る舞いを目指して、勉強を続けてください。
アナウンサーを目指すあなたが今すぐやるべき2つのこと。
学生のうちからできることは、大きく2つあるでしょう。
まずひとつは、学校の勉強をしっかりやることです。
アナウンサーになってからは、わからないことをわからないと言い、自分で調べ、勉強し続けることが求められます。
学生のうちは、先生や親が手取り足取り、これをやりなさい、あれはやったか、と聞いてくれると思います。社会に出てからの勉強は、誰もそんなことは言ってくれません。
自分にとって、足らないな、未熟だなと思ったら、その分野の本を読んだり、詳しい人を探して会いに行きます。
そうしたことを自分の力でできるようになるには、まず基礎的な学力が必要です。
もうひとつは、たくさんの人と関わりと持つことです。
ボランティアでも部活でもアルバイトでもいいので、学校と家庭以外の人間関係を広げてみてください。
そこで得た経験が、たくさんの人に会って取材するアナウンサーの仕事できっと活かされます。
特別なことはしなくて良いのです。私はアナウンサーになるんだと強く意識して、日々の生活を丁寧に送ってみてください。