アナウンサーのメイクや服装に決まりはある?
アナウンサーの身なり
アナウンサーというとマスコミの中でも特に花形の職業であることから、まるで芸能人のように華やかなイメージを抱いている人もいるかもしれません。
しかし、アナウンサーはあくまでも放送局の社員や職員という立場にすぎず、タレントでもなければ俳優や女優でもありません。
服装や髪形、メイクなどに関しては、決して華美にならないよう、清潔感があって社会人としての節度のある身なりをすることが大切です。
特に報道の仕事に携わるアナウンサーの場合、世間に向けて事件や事故などの重要な情報を発信する立場になります。
ニュースを通して著名人の訃報を読み上げる機会もあるでしょうし、いざというときには緊急地震速報を伝えなければいけないこともあるでしょう。
見ている人が決して不快な気持ちにならないよう、いつだって身なりには人一倍気を配ることが大切なのです。
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アナウンサーのメイク
テレビに出演しているアナウンサーは自分でメイクをしているのでしょうか?
それとも、プロのヘアメイクさんがついているのでしょうか?
これに関しては放送局の規模や仕事の内容によって変わります。
たとえばキー局の番組やNHKの全国放送の番組の場合、専任のヘアメイクさんがついていて、本番前に控室で髪形を整えたりメイクをしてくれたりするのが一般的です。
しかし、地方局の場合は、アナウンサーが自分自身で身支度を整えることのほうが多いようです。
現実問題として、早朝や深夜のニュース番組の生放送のために常にヘアメイクのスタッフに常駐してもらうとなると莫大な予算がかかります。
番組ごとの予算が潤沢にある全国放送ならまだしも、地方局となるとなかなかそこまでヘアメイクにはお金をかけられないというのが現状のようです。
アナウンサーの服装
テレビに出演しているアナウンサーは私服を着ているのでしょうか?
それとも、プロのスタイリストさんが選んでくれた服を着ているのでしょうか?
これに関しても放送局によって内情は異なりますが、民放の場合は衣装協力のクレジットを出すことを前提として、スタイリストが選んで持ってきてくれた衣装を着ていることが多いようです。
アナウンサーがテレビで新作のジャケットやブラウスを着てくれれば服飾メーカーにとってはよい宣伝になるので、このようなことが可能なのでしょう。
その一方で、公共放送であるNHKの場合は衣装協力のクレジットが出せないという事情もあり、衣装の提供を受けることはあまりないようです。
NHKのニュース担当者の場合、報道に携わる人間としての立場をわきまえながら、自分で服を選ぶことになります。
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アナウンサーの髪形やピアス
この他にもアナウンサーという立場で働くにあたっては、「無精ひげを生やさない」とか「鼻や口にピアスを開けない」とか「金髪やメッシュなど奇抜な髪形にしない」ということも守る必要があります。
ただし、厳密なルールが定められているわけではないので、社会人としての良識に従って判断すれば問題ないでしょう。