探偵の1日

調査対象によって勤務時間が変わる

探偵業というのは特殊な仕事であり、すべて相談者からの依頼内容に合わせて行動することになります。

「何時に出社して、何時に食事をとって、何時に退社する」というきっちりした1日のスケジュールは決まっていないことが普通です。

あくまで依頼の内容に沿って、臨機応変に対応していきます。

基本的には、対象人物の明らかにしたい事実が判明しやすい時間帯や、問題となっている事柄が一番発生する時間帯を中心に、行動のスケジュールや方針が立てられることが多いです。

たとえば、既婚男性の不倫の実態についての調査を受けた場合、調査対象者が仕事を終え、会社を出てから帰宅するまでの数時間が一番疑わしいため、その時間帯に集中して尾行などの調査手段を取るといった具合です。

この場合、外に出ない午前中は探偵事務所で相談者との面談をすることもあれば、別の案件に関する情報を集めたり、資料をまとめたりと、探偵の過ごし方はその時々で異なります。

何よりも、フレキシブルに動くことが求められる仕事だといえます。

調査は時間単位

探偵社によって多少異なるものの、調査料金は「1時間あたり○○円」といった時間単位で計算されることがよくあります。

したがって、料金上の負担から、依頼主側も一番効果がありそうな時間帯に集中することが多く、探偵事務所側もそれに対応できるような料金プランを用意しています。

ただし、相談者が資金に余裕がある場合や、事件の性質上、丸1日から数週間にわたって尾行をするなど、つきっきりの調査を行うこともあります。

ストーカー対策の護衛で、朝の出勤と帰りの帰宅時間を中心に活動したり、落書きや不法投棄、何かの嫌がらせ対策などで、そのことが発生する朝の数時間に集中して見張るなど、探偵の行動はあくまで事件と相手本位で立てられていきます。

張り込みが長時間にわたる場合は、複数人の探偵が交代して業務にあたることが多いです。

勤務時間や生活は不規則になりがち

このように、探偵は業務の性質柄、どうしても不規則な生活を強いられます。

早朝に仕事をすることもあれば、深夜に現場へ直行しなければならないこともあるなど、一般的な会社に勤めるのとはまったく異なる勤務体系で働かなければならないことも珍しくはありません。

また、長時間にわたる張り込みや尾行は、思っている以上に精神力と体力を要します。また、現場の状況や季節によっても、苦労やストレスは大きく異なります。

毎日ほぼ決まったスケジュールで働きたいという人にとっては、あまり向いていない職業だといえるでしょう。