書店員の就職・求人募集状況

意外と狭き門?

書店には大中小様々な規模があります。その規模によって採用の状況はまちまちです。

まず、大都市型の大手書店は倍率が高く、難易度が高いと考えられます。逆に小規模な個人経営の書店は一般採用がほとんどないのが現実です。

そんな中、中規模の郊外型書店の場合、毎年、数名〜十数名程度の正社員採用があり、倍率は中小の一般企業並みと考えられます。

しかし、中規模書店の場合、店舗1つあたりの正社員数が少なく、最悪一人だけということもあり、勤務は多忙を極めます。

また、そういった状況下における実務はアルバイト・パートの管理や店舗の売り上げを上げるための経営努力が中心になってきます。

そのため、もともと本が好きであるという理由だけでこの業界に入ってきた人は自分の思い描いていた理想とかけ離れている現実に耐え切れず、離職してしまうということもあるようです。

さらに規模に関わらず、チェーン展開している書店の場合、転勤になることもあります。

書店は減少傾向にある

Webで簡単に書籍・雑誌を購入できるようになったこの時代、大手を除いて書店は減少傾向にあります。それに伴い、書店員の正社員採用も少なくなってきているため、募集状況はあまり良いとはいえません。

また、今後さらに電子書籍を利用する人の増加が予想されるため、状況が大きく好転することは期待できない状況です。

アルバイト・パートの重要性

1日のうちで書店員が一番忙しい時間帯は夕方17時以降です。会社・学校帰りの客でごった返す店内は昼間の比になりません。このピークタイムには大体どの書店もアルバイト・パートで増員しています。

このアルバイト・パート契約から勤務態度等の評価によって正社員に登用されることがあります。

はじめから正社員として雇われなくても、アルバイト・パートで実績を積むという方法も視野に入れておくのがいいでしょう。

時代の変化に対応する書店員に

Web上での雑誌・書籍販売がいくら便利になろうとも、電子書籍が手軽に手に入るようになろうとも、書店で紙の本を購入したいという需要がゼロになることはありません。

目的がなくふらっと立ち寄った本屋で、何気なく声をかけた書店員から一生の友となるような良書を薦められるという経験はかけがえのない宝となるはずです。

そんな経験を一人でも多くのひとにしてもらうべく、日夜努力を重ねる書店員が全国にたくさんいます。

今後、書店員を目指す人はWebでの書籍購入ではできない体験を人々に提供できるように多くの書に触れ、多くの人々と関わり、人生を豊かにする努力を継続することが必要です。

仕事体験談