指揮者の生活

公演準備中の指揮者の生活

自分が指揮をする公演の準備期間中、指揮者の生活はかなり忙しくなります。

指揮者はリハーサルが行われるまでに、各楽器の楽譜を暗記することはもちろん、どのような演奏をするかのイメージまでしっかりと作り上げておく必要があります。

さらに、作曲者がどのような意図で曲を作成したかなども研究する必要があるため、家に帰っても文献を読んだり、楽譜を覚えたりするのに時間を費やすことになります。

指揮者は、ひとたび世界に入り込むとどっぷりと集中するタイプの人も多く、一つの公演が終わるまでに、体重が5キロ以上落ちるような人もいるようです。

リハーサル中の苦労

リハーサルが始まると、演奏者とのコミュニケーションが非常に重要になってきます。

演奏者は概して演奏にこだわりを持っていることも多く、プライドの高い演奏者がたくさんいる場合には、演奏に関して指揮者と衝突することもあるようです。

しかし、そこで逃げるわけにはいきません。全体の調和をとり、イメージする曲を完成に近づけていくためには、演奏者と信頼関係を築くことが不可欠です。

有名な楽団の指揮をする場合、リハーサルは2日程度ですぐに本番といったこともあるようです。

どのような状況であっても、リハーサル当日までに演奏する曲の特徴や、演奏する曲調のイメージなどもしっかりと固めておかなくてはなりません。

また、リハーサルを通じて各演奏者の特徴なども知る必要があるため、演奏本番近くになると寝ずに仕事をする人もいます。

公演がないときの指揮者の生活

公演入っていないとき、指揮者は曲の研究や、指揮の仕方についての勉強をしています。

楽団に所属している場合にはオーケストラと一緒に練習することができますが、フリーランスの場合はそうもいきません。

フリーランスの指揮者で認知度が高くない指揮者は、次の公演を確保するために営業活動を行う人も多いようです。公演がない時期に、日本国内、海外の有名な指揮者のもとに弟子入りをする人もいます。

また、収入を増やすために、アマチュアの楽団などで指揮をする人もいます。