庭師なるためにはどんな学校に行けばいい?(大学・専門学校)

庭師になるための学校の種類

庭師になるためには学歴は必要ありません。

ただし生きた植物を扱う職業である以上、専門的な知識や技術が求められます。

植物には人間と同じようにライフサイクルがあり、その特性によってそれぞれ手入れの仕方なども異なってきます。

庭木に対して最善の手入れを行うためには、相応の知識や技術を学ぶ必要があるのです。

また、公共事業に携わる際には法律の知識が必要とされる場面が出てきます。

個人からの依頼でも建築関係の法律の知識がないとトラブルを引き起こしてしまう事態にもなりかねません。

これらの知識や技術は庭師の職に就いてから経験的に習得していくことが可能ですが、就職する前に高校や短大、大学の専門学科や専門学校、通信教育などで基本的な知識を学んでおくことは庭師の職に就いた後に大きな助けになります。

また専門教育を受けた経験があることは、就職活動の際にも大きなアピールポイントになるといえるでしょう。

庭師になるには

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庭師になるための大学

高校卒業後、短大や大学の専門学科で学ぶのも方法の一つです。

進学を希望する場合、造園科は理系学科であるため高校では理系科目を選択しておく必要があります。

造園科のある大学はそれほど多くないので希望者が殺到し、高倍率になることも多いため、受験勉強で苦労することを覚悟しておきましょう。

入試の苦労が大きい分、就職活動の際に大きな強みになるのが短大・大学のメリットです。

在学中しっかりと努力することで、造園会社への就職のチャンスは十分に得られると考えてよいでしょう。

庭師になるための専門学校

庭師を志願する人の中には専門学校への進学を選ぶ人が増えてきています。

専門学校で学ぶメリットは庭木に関する基本的な知識から、剪定、施肥、薬剤散布、竹垣の製作、飛び石の施設などといった実践的な知識や技能まで、短期間で習得できることが挙げられます。

在籍している学生の年齢層も幅広く、本当に学びたいと考える人が集まってきているため、高いモチベーションで学習できます。

また専門学校の中には、造園技能士などの資格取得を目指す講習が行われているところもあります。

講習は学科試験、実技試験に受験級ごとに対応しており、過去の問題や模擬テストを使った効果的な学習で合格を目指すことができます。

学生のうちに資格を取得しておくことは現場に出た後、大きな助けになるでしょう。

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庭師になるための通信講座

庭師として必要な基礎知識を学ぶために通信教育を受講するという方法もあります。

庭師への転職を考えている人や、現在既に造園関係以外の学校で学んでいる人など、時間に制約のある人にはおすすめです。

多くの場合は映像教材がついているため、自宅にいながらにして分かりやすく学ぶことができます。

ただし、すべてを自分のペースで行わなければならないため、自分に甘えてしまう傾向のある人には難しい学習方法かもしれません。

独学で庭師になれる?

学校で特別な知識を勉強しなくても、造園会社などに見習いとして就職し、現場で親方などから庭師に必要な事柄を学ぶという方法もあります。

実際に経験を積みながら知識や技術を養っていくため、先輩から全てを吸収しようという強い意欲を持って修行に励む精神力や自主的な鍛錬が必要です。

また見習いの身分とはいえ、就職するわけですから当然賃金も発生します。

給料を受け取る以上、中途半端な勤務態度は許されません。

弟子入りを志願する人は強い覚悟と情熱を持って門をくぐりましょう。