海外ツアーガイドの給料・年収

ツアーガイドの雇用形態は主に2つ

海外ツアーガイドの雇用形態を大きく分けると、会社がスポンサーになって「就労ビザ」を取得したうえで働く場合と、「アルバイト」として働く場合の2種類があります。

就労ビザを利用して働く場合は、日本で一般企業に正社員として勤めて働く場合と同じような月給制度です。

1週間のうち、決められた時間の範囲内で仕事が入ります。観光シーズンは忙しくなりますが、閑散期がある国では、ガイドの仕事が減るとオフィスに入り、オフィスワークをするところもあります。

月給で給料がもらえるといっても、年収は250万円〜300万円程度という人も少なくありません。一部の敏腕ガイドを除いて、決して高い収入が得られる仕事ではないようです。

また、海外ツアーガイドで正社員待遇のところはあまりありません。

ほとんどは「ワーキングホリデービザ」を使ったアルバイトとして働きます。この場合「On Call Base」といい、ツアーガイドの仕事が発生する場合のみ呼ばれて仕事をすることになります。

アルバイトは時給制

海外の旅行会社のオフィスには、ガイドの仕事の割り振りをするスタッフがいます。そこで、2週間分や1ヵ月分の仕事の連絡をもらいます。

土日祝日はまったく関係ありません。繁忙期になると1日も休みがない月が出ることもありますが、夏の観光シーズンだけのガイドの場合、冬はあまり仕事がないため、夏の間に稼いでおくことが必要になります。

年中気候が良い国の場合、年間を通して仕事があります。

しかし、ガイドの時間は1日4時間だけだったり、オプショナルツアーのガイドを担当すると終日ガイドをして12時間くらい働くこともあるなど、勤務時間はツアー内容によってさまざまです。

知識や経験が生かされる仕事であるため、ベテランになればなるほど、仕事の依頼は多くもらえるようになり、収入もアップするでしょう。

時間給にプラスチップがつく

チップ制度がある国では、何かのサービスを受けたときに「チップ」を支払う習慣があり、ツアーガイドにもチップが支払われています。チップの額はそれぞれですが、基本的に会社が決めた金額が支払われます。

そのほか、ちょっとうれしい特典として、旅行会社が提携しているホテルやレストラン、ギフトショップで割り引きが適用されることもあります。

兼業としてガイドをしている人も多い

海外ツアーガイドは働く国やその国のシーズン、またクライアントとの雇用関係、そして実力など、さまざまな要素に左右されて仕事量が変わってくるため、給与はどうしても不安定なものになりがちです。

就労ビザを利用し固定給をもらえる人は別として、アルバイトで働いている人は、レストランや他の旅行会社との仕事など、別のアルバイトと掛け持ちで働いていることも多いです。

実績や強いコネクションがあれば別ですが、通常はいくつかの仕事を兼業でしていかないと、生活は安定しないでしょう。