テレビディレクターへの転職・未経験採用はある?

テレビディレクターへの転職状況は?

テレビ業界は昔から根強い人気を誇っており、転職でこの道を目指す人も珍しくありません。

一度は他の仕事に就いたものの「やっぱりテレビが好き。テレビディレクターへの道を諦めきれない!」という方もいらっしゃいます。

とはいえ、誰しもがすぐにテレビディレクターに転職できるわけではありません。

たとえば、社会人になってずっと事務をしてきた方が、すぐにテレビディレクターに転職できるかといえば可能性は低いようです。

なぜなら、当然のことではありますが、素人がすぐにテレビ番組を作れるわけがないからです。

ですから未経験の方は、アシスタントディレクターの道に進んでから、ディレクターを目指すことになります。

すぐにテレビディレクターになるのは難しいですが、アシスタントディレクターという道を経れば、夢を掴むことはできるかもしれません。

他の業界で努力を重ねてきた経験は、きっとディレクターになった後でも役に立つことでしょう。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

テレビディレクターへの転職の志望動機で多いものは?

テレビディレクターへの転職をする人の志望動機で最も多いものは、「昔からテレビが大好きだったから」というものでしょう。

子どもの頃からアニメを見るのが習慣になっていたとか、ドラマが大好きで各放送局の新番組はくまなくチェックしているという人の場合、好きな気持ちを仕事に生かしたいという思いから転職を目指すことが多いのです。

「企画を考えるのが得意だから」とか「アイディアを生かせる仕事をしたい」という理由からテレビディレクターへの転職を目指す人もいます。

バラエティ番組や情報番組では多様な演出ができる人材を求めているので、アイディアマンとしての自信がある人は、自分の能力を番組作りに生かせるようにチャレンジしてみるとよいのではないでしょうか。

未経験・社会人からテレビディレクターになるには

テレビ業界は未経験でありながらテレビディレクターへの転職を考えている方は、まずは番組制作会社やプロダクションへの転職をオススメします。

キー局やNHKなどの放送局の中途採用は即戦力となれるような経験者を求めていることが多いうえに、採用試験の競争率が非常に高いことで知られています。

未経験から放送局の中途採用を目指すのは非常にハードルが高いでしょう。

一方、番組制作会社やプロダクションの場合は、求人募集をかけているところが多いので転職しやすいというメリットもあります。

また、昨今の放送局ではほとんどの番組を外部制作会社に外注しているので、実際に番組を作りたいのであればむしろ放送局よりも制作会社やプロダクションの方が夢への近道にもなるのです。

ただし、最初からディレクターとして採用されるわけではなく、最初の5年ほどはアシスタントとして修行をすることが必要です。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

テレビディレクターへの転職に必要な資格・有利な資格

テレビディレクターに転職するにあたって、特に必要となる資格や免許はありません。

クリエイティブな業界全体にいえることではありますが、特定の資格を持っていることよりも、豊富なアイディアがあることやコミュニケーション能力が高いこと、そして熱意があることが何よりも大切だからです。

ただし、仕事の内容によっては自動車の運転免許が必要となることがあります。

特にローカル局の場合や番組制作会社の場合、自分でロケ車両を運転して現場に向かわなければいけないことがあるので、運転ができなければ業務が務まらないということがありえるのです。

就職試験の際に運転免許の有無や経験を尋ねられることがあるので、転職を考えるのであれば事前に免許を取得しておいて損はないでしょう。

この他にも、海外への取材やロケがある番組を担当する場合、語学の資格を取得しておくと採用で有利になることがあるようです。

テレビディレクターへの転職に役立つ職務経験は?

テレビディレクターへの転職に役立つ職務経験は、さまざまです。

広告会社や動画制作会社など、クリエイティブな業界で働いていたことがある人は、企画の出し方やプレゼンテーションの仕方などのスキルはそのまま業務に生かすことができるでしょう。

また、新聞社出版社で取材や編集を担当したことがある人は、情報の整理の仕方や表現のスキルなどを生かすことができます。

さらに、一般企業で営業業務を担当していた人も、その高いコミュニケーション能力を生かすことは可能でしょう。

営業マンとディレクターでは全く接点がないように思えるかもしれませんが、取材やロケの際には粘り強い交渉が必要になることもありますし、周囲の人と信頼関係を築かなければ仕事ができないという点では同じです。

クリエイティブな仕事に就いたことがないからと諦める必要はありません。

自分の職務経験を武器にして転職にチャレンジしましょう。

テレビディレクターへの転職面接で気をつけるべきことは?

テレビディレクターへの転職をする際に、面接で気をつけなければいけないことがあります。

それは、この業界への熱意と覚悟をしっかり伝えるということです。

テレビ業界は華やかに見えるだけに志望者も非常に多いのですが、そのぶん短期間で離職する人が非常に多いことでよく知られています。

「なんだか面白そう」とか「芸能人に会えるかも」という理由で中途半端な覚悟で飛び込んだものの、あまりの過酷さに長続きせず辞めてしまうというケースが後を絶たないのです。

ですから、転職の面接では、ディレクターとして働きたいという熱意と覚悟がどれだけあるのかを問われます。

特に入社してから最初の数年間はADとして安月給で働くことも多いので、本当に続けられるかを尋ねられるでしょう。

自分の覚悟をしっかり伝えることが大切です。

テレビディレクターに転職可能な年齢は何歳くらいまで?

テレビディレクターに転職をする場合、年齢制限はあるのでしょうか。

これは企業によって異なりますが、番組制作会社やプロダクションの求人票を見てみると、キャリア形成のために35歳未満の人材を募集していることが多いです。

この理由として、入社してからも最初の5年ほどはADという見習いの立場になることから、できるだけ若いうちに採用・育成して、ディレクターとして長く現場で活躍してほしいという願いがあるようです。

また、テレビ業界の仕事は非常にハードなことで知られており、ADとなると肉体労働も多いのが特徴です。

長時間の運転や重い荷物の搬入、極寒の屋外でのロケのサポートなど、体力が求められる現場も多くあります。

こうした事情を考えると、テレビディレクターへの転職を目指すのであれば、できるだけ若いうちにチャレンジするのがよいでしょう。

未経験からテレビディレクターの転職での志望動機

未経験の人がテレビディレクターへの転職を目指す場合、どのような志望動機が多いのでしょうか。

最も多いのは、「テレビが大好きだから」というものです。

これはごくごく当たり前の志望動機ともいえますが、これからディレクターとして過酷な業務を乗り越えていくために最も大切な志望動機でもあります。

面接では、この「テレビが好き」という気持ちを説得力のあるエピソードとともに語れるようにしておきましょう。

たとえば、子どもの頃どんな番組を見ていたか、感動した番組はあるか、好きな放送作家やディレクターはいるか、などです。

また、自分がディレクターになったらこんな番組を作ってみたい、という夢を思い描いている人は、積極的にアピールすることが大切です。

企業によっては、熱意重視で採用してくれることもあります。