テレビディレクターの勤務時間・休日

勤務体系の種類

テレビディレクターの勤務体系はさまざまです。

まず、民放やNHKのような放送局の局員として雇われているディレクターの場合、勤務時間は所属している組織のルールに準じて働きます。

基本的にはフレックス制となっていることが多いので、自分の仕事の都合に合わせてスケジュールを組むことが多いようです。

番組制作会社やプロダクションの社員として雇われている場合、発注元の放送局に出向いて仕事をすることが多いので、そのときの業務に合わせて仕事をすることになります。

この他にも、フリーランスで働いているテレビディレクターがいます。

フリーのディレクターは自分の都合に合わせて自由に仕事を選ぶことができるので、勤務時間は流動的になることが多いようです。

テレビディレクターの勤務時間

テレビディレクターの仕事は、一般的なサラリーマンのように決まった勤務時間で働けるわけではありません。

マスコミという業界の性質上、不規則な生活を送らざるを得ない勤務体制になっています。

基本的には、非常に忙しい日々が続き、ロケやスタジオ収録の間際にはなかなか家に帰れないということもあります。

もちろん、比較的業務が落ち着くときもあります。

たとえば担当する番組の放送が終了したり、放送する映像(完パケ)が仕上がったときです。

しかしながら、そんな期間でもやらなければいけないことはあります。

新企画の提案書を作り、プロデューサーやテレビ局に掛け合ったり、次回のロケ地のロケハンをしたり、担当番組の資料を読んだり…。

このようにディレクターは、慢性的に仕事があるため、勤務時間も不規則にならざるを得ません。

テレビディレクターを目指すのであれば、そのことをきちんと把握しておいた方がよいでしょう。

テレビディレクターの休日

毎日忙しいテレビディレクターには休日はないのかというと、もちろんそんなことはありません。

週休二日の休みが確約されているわけではありませんが、ロケの合間や編集が一段落したときには、平日でも休みを取ることができます。

また、担当していた番組の放送が終わって次の仕事まで少し余裕があるというときには、まとまった休みを取ることも可能です。

お盆や年末年始など世間の休みに合わせて休暇が取れるかどうかは担当している仕事によって異なります。

たとえば、年末年始には特番が増えるので、平日のニュース番組や情報番組を担当しているディレクターや番組休止期間に合わせてゆっくり休むことができます。

一方で、お笑い番組やバラエティ番組、箱根駅伝の中継などを担当しているディレクターは、この時期は特番に追われて非常に忙しく過ごすことになります。

テレビディレクターの残業時間

テレビディレクターは、日々業務に追われています。

ディレクターは、複数の番組を担当していることが多いです。

それぞれの番組には、企画会議・ロケ・編集・試写・本編集などの制作過程があり、そのすべての業務をディレクターが担当しなければなりません。

これらの制作過程でもっとも時間がかかるのが、ロケと編集です。

ロケには、短いものでは丸1日、長くなると数ヶ月拘束されるものがあります。

そして、編集には1週間程度をかける番組があり、会社からずっと帰れないことも少なくありません。

このように休みはおろか、帰宅さえできない日々が続くのがテレビディレクターという仕事です。

複数の番組をかけもちする人気ディレクターは、毎日睡眠時間が3時間で、休みなく働くという生活を送っています。

「定時で帰れる仕事がしたい」「深夜残業はしたくない」という人にとっては、ディレクターの仕事を続けていくのは難しいでしょう。

テレビディレクターは忙しい? 激務?

テレビディレクターは激務となりがちな職種です。

テレビ番組には、必ず納期があります。

番組の放送時間はスポンサーとの兼ね合いで厳密に決まっているものであり、災害の発生や出演者の不祥事など、よほど特別な事情がない限りは勝手に変えることはできません。

そのため、番組放送映像を局に納品する締め切りは、どんなことがあっても守らなければならないのです。

この締め切りのなかで、ディレクターは番組を少しでも質の高いものにしていかなければなりません。

番組のブレーンである放送作家が書いた台本・提案していた企画以上のものを作るのは、ディレクターにとって大きなプレッシャーになります。

連日の徹夜で身体的にかなり疲れているなか、番組ロケ・編集をしなければならないのは、精神的にも非常に追い込まれてしまいます。

ディレクターは、このような心の疲労とも戦いながら番組を制作しているのです。

テレビディレクターの休日の過ごし方

優秀なテレビディレクターは休みの日も仕事のことを考えています。

録画しておいた番組を朝から晩までひたすら視聴することもありますし、流行している音楽を聴いたりヒットしている映画を観に行ったりすることで刺激を受けることも多くあります。

出かけた先でも「テレビの企画にできることはないか?」と常にさまざまなものにアンテナを張っています。

また、多くのディレクターは丸一日が休みという休日を送っていません。

メールのチェックや電話での連絡、次の企画のメモの作成などは、休日の隙間時間を使って行うことも多いのです。

仕事と仕事の間にできた少しの時間の休息を、いかに有効に使うか重要だといえるでしょう。

ただし、このような休日は仕事とプライベートのメリハリをつけることで、公私ともに充実させることが大切です。

仕事に対してオンオフの切り替えをできるよう心がけておくとよいでしょう。

テレビディレクターの1日のスケジュール・生活スタイル