テレビディレクターのつらいこと・大変なこと・苦労

テレビディレクターのつらいこと・大変なこと

激務や睡眠不足との戦い

テレビ業界に働くテレビディレクターには大変なことが数多くあります。

激務による睡眠不足や、なかなか休みがとれない勤務スケジュールなど、肉体的につらいことが多いです。

若いうちは徹夜をしながらバリバリ働くことができても、年齢を重ねるうちに体力がついていかなくなることは決して珍しくありません。

また、肉体的なつらさ以外に、精神的に追い詰められることも多々あります。

たとえば、せっかく長時間をかけて制作した番組でも、スポンサーの意向や出演者の不祥事など突発的な問題でお蔵入りになることも、この業界ではよくあることです。

このように心身ともに苦労が絶えないのがテレビディレクターという職業なのです。

芸能界と近しい職種であるため憧れを抱く人も多いかもしれませんが、華やかな世界に期待するだけで業界入りしてしまうと、あまりのハードさに心身ともについていけない可能性があるので注意が必要です。

人間関係のストレス

テレビディレクターは、大勢の人々と一緒に仕事をします。

番組企画立案では、スポンサーに。

ロケ現場やスタジオでは、カメラマン・取材先・出演者に。

社内の打ち合わせでは上司であるプロデューサーに。

朝から晩までさまざまな人々に気を使わなければなりません。

自分の頭のなかで思い描く演出プランを映像で表現するためには、たくさんの人をコントロールしなければならないのです。

そのためには、周囲の人々に対して想像以上の気遣いが必要です。

プロのテレビマンとして、番組に関わる人々との人間関係を構築してはじめて、よい番組が作れるようになるのです。

ときには人間関係のストレスに苦しむこともありますが、簡単にあきらめずに周囲の人と誠実に向き合い続けることが求められます。

テレビディレクターの悩み

最近では、テレビの視聴率が伸び悩んでいることから、制作費削減に追い込まれている番組が少なくありません。

予算の少なさから、番組企画を考える放送作家構成作家がつかないこともあります。

そのような番組では、ディレクター自らが取材やリサーチをして台本を書き、構成案を作り、ロケを行わければなりません。

また、家庭用のハンディカメラが高性能化したことや、パソコン一台あれば誰もが簡単に映像編集ができるようになったことから、以前であれば専門の技術スタッフが担当していた仕事をディレクターが行うことも増えてきました。

ディレクターが、ディレクターの域を越えた仕事もする時代なのです。

ただでさえ仕事量が多いなのにもかかわらず、新たに仕事が上乗せされることで、ベテランディレクターでもさすがに音を上げる方もいらっしゃいます。

さまざまな苦労がありますが、番組が放送されたあとに視聴者から届く声を楽しみに日々、現場のディレクターは踏ん張っているのです。

テレビディレクターを辞める理由で多いものは?

テレビ番組は、毎日早朝から深夜までほぼ24時間放送されています。

そんなテレビの制作現場では、とにかく不眠不休でハードワークをこなしているディレクターが珍しくありません。

フリーランスのディレクターの場合、民放のキー局で複数の番組を担当していることもあります。

たくさんの業務量を抱えていても一日は24時間しかありませんから、仕事を滞りなく進めるためには必然的に睡眠時間や食事の時間を削ることになってしまいます。

こうした生活は、独身のうちはよくても、結婚して家庭を持ってからは「あまりにも家に帰れない」「家族と一緒に過ごす時間が少なすぎる」という理由から転職を考えるきっかけになることは多いようです。

また、年齢を重ねて体力が落ちてきたり病気を経験したりすることで「もう体力的に無理だ」と気付いて辞職する人もいます。

ハードな業界なだけに、仕事の大変さが辞職につながるケースが多いことは間違いないでしょう。