ツアーコンダクターに向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
ツアーコンダクターに向いている性格・適性
ツアーコンダクターは、参加者がツアー中の時間を楽しみ、また安全に終えることができるよう調整することが仕事です。
そのため、次のような特徴のある人は特に向いているといえます。
面倒見がよく、サービス精神旺盛な人
ツアーコンダクターにとって最も大切なのは、「人に奉仕することに喜びを感じられる」ことです。
ツアーコンダクターは、ツアーの参加者が安全で楽しい旅をできるよう、さまざまな準備を整えて旅を盛り上げていきます。
人の面倒を見ることが好きな人や、相手が喜ぶ顔を見ることで自分もうれしくなるといった人にこそ、向いている仕事だといえます。
各地の文化や風習を知ることが好きな人
参加者にその土地についての情報を提供したり、質問に答えるということも、ツアーコンダクターの大切な仕事のひとつです。
知らない場所に関する情報を詳しく調べたり、各地の文化や風習を知るといった努力ができる人が向いているといえるでしょう。
また、海外添乗を目指す場合、語学力も求められます。
向上心が強く、就職後も学び続ける人が適している職業です。
体力・強い精神力がある人
体力に自信がある人のほうが、ツアーコンダクターに向いています。
ツアーコンダクターの業務はハードです。
ツアー中は基本的に24時間体制で仕事をするつもりでいなくてはなりません。
たとえ夜中でも、参加者のリクエストがあればすぐに対処しなくてはならないからです。
さらに、ちょっとしたトラブルでは動じない精神力も求められます。
身も心も強い人がツアーコンダクターに向いているといえるでしょう。
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ツアーコンダクターに必要なスキル・能力
ツアー中の流れや参加者・訪問先との調整など、すべてはツアーコンダクターの責任で行われます。
これらの業務を滞りなく進めるためには、次のようなスキルが求められます。
臨機応変な対応
旅にアクシデントはつきものです。
たとえば、天候不良で飛行機が予定通りに飛ばなかったり、あるいは参加者の体調不良やケガなど、さまざまなトラブルの可能性があります。
このような予期せぬトラブルが起こったとき、どのように対処するかでツアーコンダクターの真価が問われます。
慌てることなく冷静に対処し、臨機応変に行動して、その場その場のベストを尽くしていくことが大切です。
人の気持ちに寄り添う
ツアーコンダクターは、毎日のようにいろいろな場所に出かけていきます。
しかし、ツアーの参加者にとってはそのツアーは初めてですし、1回のツアーが一生の思い出になるかもしれません。
こういったことをしっかりと念頭に置いて仕事をすることは、大変重要なポイントです。
視野を広げ、知識を吸収する
ツアーコンダクターは、「この仕事に就いたらゴール」というわけではありません。
様々な国の文化や風習、歴史、地理、社会情勢など、知っておくべきことはたくさんあります。
そして、自分で勉強したことは全て、仕事に役立てることが可能です。
ツアーコンダクターに向いていないのはどんな人?
前述したとおり、ツアーコンダクターの仕事は不規則で、また予定外の対応が多いという特徴があります。
これを「挑戦しがいがある」と捉えられる人は、ツアーコンダクターに向いているということができます。
逆に、これらの臨機応変な対応が辛い、と感じる人にとっては、ツアーコンダクターは大変な仕事と言わざるを得ないでしょう。
ツアーコンダクターは、決められた業務をひとつひとつ確実に行う、というよりは、何がくるかわからないものに対する準備、臨機応変な対応が必要な仕事なのです。