ツアーコンダクターの勤務時間・休日・仕事は激務?
ツアーコンダクターの勤務時間
ツアーコンダクターの勤務時間は、ツアーのスケジュールによって変わってきます。
一般的な企業に勤める会社員のように、「月曜から金曜の9時から17時まで」といった時間帯で働くわけではありません。
宿泊をともなうツアーの場合は、基本的に24時間体制と考えておいたほうがよいでしょう。
もちろん何もなければ基本的に夜は眠れますし休憩も取れますが、トラブルがあった場合にはいつでも対応できるような心づもりが必要です。
また、ツアー客が寝静まった後の時間を利用して翌日の準備をすることもあります。
日帰りのツアーの場合でも、早朝から夜までの勤務になることも多いです。
ツアーコンダクターの勤務時間は、ツアー内容によって変動します。
そのため、勤務時間も生活時間も不規則になりがちという側面があります。
ツアーコンダクターの休日
ツアーコンダクターの仕事は、世間がお休みの時ほど多忙です。
そのため、ツアーコンダクターの休日は平日になることが多いです。
正社員であれば、基本的にツアーとツアーの間に1日〜3日程度の休日を挟んで働きます。
1日が丸々休日となるのは「月に6日程度」ということが多いようです。
ただし、多忙な時期にはそれ以下になることもあります。
繁忙期に連休をとることはほぼ不可能ですが、比較的余裕がある時期には、長期休暇をとって休むこともできるようです。
ちなみに、派遣のツアーコンダクターとして働く場合は、仕事の依頼がある日が稼働日、それ以外が休日ということになります。
そのため、ほぼ休みなく働く月もあれば、仕事が少ない月ができてしまう場合もあります。
いずれの場合でも、定期的に休みを取れないことも多く、時期によって変動が大きいことが特徴です。
ツアーコンダクターの残業時間
ツアーは旅程が組まれており、基本的にはスケジュール通りに動きます。
しかし、当然イレギュラーやトラブルも発生します。
ツアー時間が延びれば、それだけツアーコンダクターの業務時間も伸びます。
例えば、帰りの高速道路が渋滞した場合、それだけで業務終了時間は遅くなるのです。
そのため、ツアーコンダクターの仕事に残業はつきものです。
もちろん、時間どおりに進むよう調整するのもツアーコンダクターの仕事ですが、自分ではコントロールのできない事象によって勤務時間が延びてしまうことについては、ある程度覚悟しておく必要があります。
ツアーコンダクターは忙しい? 激務?
ツアーコンダクターの仕事の忙しさは、時期によって大きく違います。
基本的には、ツアーが組まれている日がツアーコンダクターにとっての勤務日になります。
連休や年末年始など、旅行のハイシーズンは、毎日のように添乗すべきツアーがあり、大変多忙と言わざるを得ません。
逆に、閑散期には交代で連休を取ることができることもあるようです。
フリーランスの場合、人気のツアーコンダクターは毎日のように添乗があり激務ですが、駆け出しのうちはそこまでではないかもしれません。
また、企業の社員であればある程度の休みは確保されていますが、フリーランスの場合はどれだけ働いてどれだけ休むかは自分次第です。
海外ツアーが続いたり、長時間の日帰りツアーに連日添乗するなど、スケジュールによっては体力的に辛い業務とならざるを得ないこともあります。
ツアーコンダクターの休日の過ごし方
稼働日の1日のスケジュールが一定しないため、休日にはその分しっかり寝たり、ためてしまった家事をまとめてこなしたり、ということも多いようです。
空いた時間では、担当地域の歴史や観光地、業務に関連するニュースなど情報収集に当てるという人もいれば、休日は仕事から離れて、散歩や映画などでリフレッシュするという人もいます。
ただ、ツアーコンダクターになる人は旅好きの人が多いのも事実です。
連休が取れた際などは、プライベートの旅行に出かける人も多いようです。