スポーツインストラクターに向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

スポーツインストラクターは、どんなスポーツに対しても動きの手本を見せる必要があるため一定のレベルが必要です。

自分自身がスポーツに親しみ、周りを明るく元気にさせられる人柄のよい人はスポーツインストラクターに向いているでしょう。

また成長カーブと呼ばれるグラフがあり、それにそった指導ができることも必要なスキルです。

この記事では、スポーツインストラクターに向いている人・適性・必要なスキルについて解説します。

スポーツインストラクターに向いている性格・適性

スポーツインストラクターに向いている性格・適正
  • 運動能力が一定以上のレベルに達していること
  • 人を明るく、元気にさせられること
  • モチベーションを上げるのが上手いこと

運動能力が一定以上のレベルに達していること

スポーツインストラクターという仕事は、どんなスポーツに対しても、担当する種目については一定以上のレベルが必要です。

動きの手本を見せる機会も多いため、自分自身がスポーツに親しみ、運動能力がなければスポーツインストラクターは務まりません。

とくにスイミングやダンス・エアロビクス・ヨガなどの専門種目は、実力が一定のレベルに達していることが望ましいです。

最大の資質は人を明るく、元気にさせること

スポーツインストラクターに向いているのは人柄のよい人です。

とくに利用者や生徒を明るく元気に、勇気づけられるタイプの人が求められます。

スポーツインストラクターの採用では、学歴よりもインストラクターの経験や人柄が優先されます

アルバイトから正社員として採用されることが珍しくないのも、勤務態度と人柄が認められてというケースが多いです。

これはスポーツインストラクターに求められる最大の資質が、人を明るく、元気にさせることと考える人が多いためです。

モチベーションを上げるのが上手い

フィットネスクラブやスポーツジム、さまざまなスポーツ系の教室に通って来る人の目的はさまざまですが、共通の思いに、スポーツをすることで爽快感を味わいたいというのがあります。

スポーツインストラクターのかける声や表情、その人柄からにじみ出るあたたかさが、利用者や生徒の気分を盛り上げ、体を動かすことに夢中にさせます。

その結果、同じ時間を使っても、利用者や生徒の満足度は高くなり、運動効果も上がります。

スポーツをしに来た利用者や生徒のモチベーションを上げて、楽しんでスポーツをしてもらうことが、スポーツインストラクターには求められます。

スポーツインストラクターになるには

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スポーツインストラクターに必要なスキル・能力

成長カーブに基づいた指導

時間の経過と物事の成長、発展との関係を表す「成長カーブ」と呼ばれるグラフがあります。

横軸に時間の経過、縦軸に成長度を示すと、始まりからしばらくは成長度もそれほど高くありませんが、ある時期にくると一気に成長します。

そして、その成長期をすぎると、あとは成熟期になっていきます。

この曲線が、「S」字を横にした形に似ていることから、別名「S字カーブ」とも呼ばれ、スポーツのトレーニング、ダイエットなどの成果も、このS字カーブを描くことが知られています。

スポーツインストラクターは、指導する時、この「成長のS字カーブ」を頭に入れておくことが必要です。

「立ち上がり期」には励ましが大切

フィットネスクラブやスポーツジムで何かをはじめても、最初のうちはなかなか成果が出ません。

この時期は、指導対象者のモチベーションが維持できるように、スポーツインストラクターが楽しませたり、励ましたりすることが必要です。

人間は、成果が目に見えないと長く続けることが難しいですが、ここを乗り切ると一気に成果の出る成長期が来ることを知っていれば、モチベーションをアップさせられます。

「成長期」には緩急のある指導を

立ち上がり期の次は成長期です。

トレーニングやダイエットでも、目に見える成果がではじめるため、結果を見て相手を褒めることが大切です。

その一方で、ブレーキをかける必要もあります。

結果が出たからといって喜んでばかりいると、気が緩んで思わぬケガをしたり、急な運動により故障につながったりしやすいからです。

成果の見える成長期だからこそ、相手の状態をしっかりと見て気を配るのもスポーツインストラクターの大切な役目です。

「成熟期」はマンネリに注意

成長期を過ぎると、成熟期になります。

どうしてもマンネリになりやすいので、新たな目標を設定したり、飽きないようにメニューを変えたりする工夫が必要になります。

スポーツインストラクターに向いていないのはどんな人?

スポーツインストラクターは根気も必要な仕事です。

スポーツ施設を利用する人の中には、もともと運動が苦手な人や運動があまり好きではないという人もいます。

そうした人に対して根気強く指導し運動効果を上げれなければ、スポーツインストラクターを名乗ることはできません。

運動が苦手な人に対しても、根気強く指導し、運動が好き・楽しいと感じてもらえるよう指導ができる人がスポーツインストラクターに向いているといえるでしょう。

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スポーツインストラクターに向いている人のまとめ

スポーツインストラクターに向いている性格・適性として、運動能力が一定以上のレベルに達していること、最大の資質は人を明るく、元気にさせること、モチベーションを上げるのが上手いことが挙げられます。

運動が苦手な人に対しても、根気強く指導し、運動が好き・楽しいと感じてもらえるよう指導できる人が、スポーツインストラクターに向いているといえるでしょう。