スキーのインストラクター資格の種類
指導員資格は3段階あり、それぞれの都道府県で行います。
この記事では、スキーのインストラクター資格の種類について解説します。
スキーを教えるには指導者資格が必要
スキーのインストラクターには、全日本スキー連盟(SAJ)の認定する指導員資格があります。
全日本スキー連盟公認のスキー学校で指導するには、この資格が必要です。
- ASJ認定スキー指導員
- SAJ公認スキー準指導員
- SAJ公認スキー指導員
資格取得は、都道府県ごとのスキー連盟で行われます。
ここでは、神奈川県スキー連盟での資格取得について紹介します。
ASJ認定スキー指導員
「ASJ認定スキー指導員」は、スキー学校でのアシスタントやボランティアとして初心者の指導ができます。報酬を得て指導するプロ指導員にはなれません。
神奈川県スキー連盟の場合、受検資格は満18歳以上で、県のスキー連盟会員であることです。
また、前年度までにスキーバッジテスト(技能テスト)の2級に合格しておき、その年度の養成講習会(実技)を受けておく必要があります。
検定は、実技検定のみです。理論検定はありませんが、指導法などに関するレポートを提出します。
SAJ公認スキー準指導員
「SAJ公認スキー準指導員」を取得すれば、報酬を得ながら指導ができます。
神奈川県スキー連盟の場合、受験資格は満20歳以上で、県のスキー連盟会員であることです。
また、前年度までにスキーバッジテスト(技能テスト)の1級に合格しておき、その年度の養成講習会(理論と実技)を受けておく必要があります。
検定試験は、理論検定と実技検定があります。
ASJ公認スキー指導員
「ASJ公認スキー指導員」を取得すれば、より専門的なスキー指導ができると同時に、学校を設立したり、カリキュラムを作るなどの学校運営ができます。
神奈川県スキー連盟の場合、「ASJ公認スキー指導員」の受験資格は満23歳以上で、県スキー連盟の会員であることです。
また、準指導員の資格を取得してから、満2年以上会員資格を継続している必要があります。さらに、その年度の養成講習会(理論と実技)を受けておく必要があります。
資格検定は、筆記と実技検定です。
筆記テストは、講習で習った内容から出題されます。実技検定は基礎過程(プルークボーゲン、基礎パラレルターンなど)と実践過程(シュテムターン、総合滑降など)があります。
全国平均で、合格率は60〜70%とされています。
スキーのインストラクターとして生活できるのは一握り
スキーの指導は、人工スキー場がなければ期間が限られるため、スキーのインストラクターだけで生計をたてている人はごく一握りです。
多くの人が、夏は地元で農業をしたり、海やスポーツ用品店でアルバイトをするなど他の仕事をして収入を補っています。
また、本職をもっていて、週末だけスキーインストラクターの仕事をしている人もいます。
スノーボードインストラクターの資格
スノーボードのインストラクター資格には、
- 日本スノーボード協会(JSBA)
- 全日本スキー連盟(SAJ)
- 日本職業スキー教師協会(SIA)
があります。
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スキーのインストラクター資格の種類のまとめ
スキーのインストラクターには、全日本スキー連盟(SAJ)の認定する指導員資格があります。
全日本スキー連盟の資格には、ASJ認定スキー指導員、SAJ公認スキー準指導員、SAJ公認スキー指導員の3段階あります。
資格取得は、都道府県ごとのスキー連盟で行われますが、「SAJ公認スキー準指導員」を取得すれば、報酬を得ながら指導ができます。
また、スノーボードのインストラクター資格には、日本スノーボード協会(JSBA)、全日本スキー連盟(SAJ)、日本職業スキー教師協会(SIA)があります。