ソーシャルワーカーに向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
どのような職業でもそうですが、ソーシャルワーカーを志すにあたって気になるのは、自分がソーシャルワーカーに向いているのかということでしょう。
本記事では、ソーシャルワーカーに向いている性格や必要なスキル、反対に向いていないのはどんな人かを紹介します。
ソーシャルワーカーに向いている性格・適性
人が好き
ソーシャルワーカーは、利用者の悩みや困りごとを聞き出し、あらゆる関連機関や行政等と連携しながら、問題を解決へと導いていくいわば「人と人をつなげる仕事」です。
多くの人と関わりながら仕事をするのが好きな人、コミュニケーション能力を生かしてチームワークで物事を達成することが好きな人に向いているといえます。
面倒見がよい
困っている人を放っておけないような人も、ソーシャルワーカーに向いています。
福祉サービスを必要とする人は、必ず何かしらの悩みや不安を抱えています。
その悩みや不安を「自分が率先して解決したい!」と思える人はソーシャルワーカーにぴったりです。
また、「社会貢献したい」「困っている人を笑顔にしたい」といった気持ちを強く持っている人も向いているといえます。
観察眼が鋭い
ソーシャルワーカーが接する人々が抱える悩みや置かれている状況は、一人ひとり異なります。
マニュアル通りにいかないことも多いため、ソーシャルワーカーがどれだけ臨機応変に対応できるかがカギを握ります。
利用者もすべてを話してくれるとは限りません。
「相手が本当に言いたいことは何か」を見抜く観察力や洞察力のある人が向いているといえるでしょう。
20代で正社員への就職・転職
ソーシャルワーカーに必要なスキル・能力
ソーシャルワーカーの仕事の基本は、面談を通して利用者の話を聞くことです。
この仕事をする上でコミュニケーション能力は重要なポイントですが、ソーシャルワーカー自身は決して話すことが得意でなくても構わないのです。
相手がどのような立場にあり、何に困り何を求めているのかは、すべて対話の中から見つけていくため、傾聴の姿勢を通じた信頼の獲得が欠かせません。
ソーシャルワーカーに向いていないのはどんな人?
ソーシャルワーカーは、仕事を通して相談者のさまざまな個人情報を得ることになります。
しかし相談者のプライバシーに関わることを勝手に口外することは禁止されており、常に責任感を持って仕事に臨まなくてはなりません。
これはソーシャルワーカーの勉強をすれば必ず学ぶことでもあります。
しかし、慣れるにしたがって「これくらい大丈夫だろう」と、つい軽い気持ちで口外してしまう人もいるようです。
ソーシャルワーカーはいつでも利用者の人権を尊重し、強い責任感を持って働く必要があるのです。
20代で正社員への就職・転職
ソーシャルワーカーの適性のまとめ
ソーシャルワーカーに向いているのは、「困っている人を助けたい」という気持ちが強い人です。
また、相談者の悩みを率先して聞き、寄り添う面倒見のよい人も向いているといえます。
「相手が本当に言いたいことは何か」を見抜く観察力や洞察力も欠かせません。
ソーシャルワーカーのところにはさまざまな悩みが寄せられるため、口が軽い人はこの仕事を続けるのは難しいでしょう。