サッカー選手のやりがい・楽しさ・魅力
サッカー選手のやりがい・楽しさ
チームの勝利に貢献すること
サッカー選手にとっての最大のやりがいは、チームの勝利に貢献することです。
試合後のチームバスの中も、勝ったときと負けたときでは雰囲気がまるで違います。
勝って帰るときは雰囲気も明るく、選手たちの表情もイキイキしています。
もちろんチームの勝利は一番ですが、自分自身がどれくらい勝利に貢献できたかも重要です。
試合に勝っても自分のミスが多かったり、実力を発揮し切れていないと手放しでは喜べません。
勝利に貢献できなかったことが悔しければ、その思いを「やりがい」に変えて翌日からの練習や次の試合に臨むことが大切です。
活躍次第で年俸が上がっていくこと
Jリーグで主力としてプレーしている選手は、多くが20代前半から30代半ばくらいです。
20歳前後でJリーグのチームと契約しても、なかなかトップチームの試合には出られません。
練習時にアピールして周りに少しずつ認められ、トップチームのレギュラーに一歩ずつ近づいていくことも、若い選手にとっては大きなやりがいです。
Jリーグのチームに入団すると、最初は「C契約」を結びます。
C契約は、年俸の上限が480万円と決まっています。
C契約で規定の出場時間などをクリアすれば、「A契約(年俸の制限はないが、1チーム25人以内)」や「B契約(年俸の上限は480万円で人数制限なし)」を結ぶことができ、年俸もアップしていきます。
実力次第で収入が大幅に増えることも、選手にとっては大きなやりがいです。
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サッカー選手の魅力
大好きなサッカーを仕事にできる
大半の選手は小学生時代にサッカーを始めますが、中学、高校と進むと徐々にプレーする人数は減っていきます。
現在、高校生でサッカーをしている生徒は、高体連の統計によると全国で男子が約16万人、女子が約1万人です。
将来的にプロリーグ(男子はJリーグ、女子は2021年に開幕するWEリーグ)の選手になれるのは、男子が1学年で数十人〜100人ほど、女子も数十人といわれます。
プロサッカー選手としてプレーできるのは一握りの選手だけであり、大好きなサッカーを職業にできることは大きな魅力です。
日本代表としてプレーできるチャンスもある
Jリーグで活躍すれば、日本代表に選ばれる可能性があります。
日本代表としてワールドカップなどの国際大会でプレーすることは、サッカー選手の大きな目標の一つです。
「日の丸の重み」とよくいわれるように、日本代表は大変なプレッシャーを背負ってピッチに立ちます。
サッカーのワールドカップは今や日本でも国民的な大会ですから、他競技以上に日本中からの熱い視線を浴びることになります。
日本代表になれば多くの国民から応援してもらえるのも、サッカー選手の魅力の一つです。
海外のビッグクラブを目指せる
日本代表となって国際大会で活躍すれば、海外のクラブから獲得のオファーが来る可能性もあります。
海外でステップアップしてビッグクラブと契約できれば、年俸もケタ違いです。
たとえばイタリアの名門であるACミランでプレーしていた本田圭佑選手は、報道によれば年俸が約7億7,000万円で、3年半の契約で総額は約27億円だったといわれています。
世界のトップクラブでプレーする選手になれば、莫大な収入を手にできる可能性もあります。