森林インストラクターの年収はいくら? 給料についてくわしく解説
森林インストラクターの平均年収・給料の統計データ
森林インストラクターの平均年収・月収・ボーナス
近年、人々に森林の魅力や楽しみ方を伝えたり、野外活動の安全な楽しみ方を伝える存在として「森林インストラクター」という言葉を耳にする場面が増えてきました。
しかし現在の日本では、森林インストラクターとして専業で生活できるほどの収入を得ている人は決して多くありません。
森林インストラクターには民間資格があるものの、資格がなければ働けないわけではなく、いまのところ森林インストラクターの有資格者はボランティアとして無報酬で活動することも多いです。
「アウトドアツアーガイド」や「アウトドアインストラクター」など、別の仕事とあわせて森林インストラクターの活動に携わる人もおり、給料・年収の額は10万円にも満たない人もいれば20万円~30万円以上の人もおり、人によってだいぶ異なります。
森林インストラクターの福利厚生の特徴は?
森林インストラクターは、専業でどこかの企業や団体に所属して働く人がさほど多くないことから、福利厚生についてまとめて述べるのは難しいのが実情です。
民間企業のような利益を追求せず、ボランティアで運営している団体で活動する森林インストラクターも多く、その場合は一般的な福利厚生はほぼないと考えておいたほうがよいでしょう。
どういった企業・団体に所属し、どのような働き方をするのかによっても、福利厚生の内容は異なります。
20代で正社員への就職・転職
森林インストラクターの給料・年収の特徴
専業で働く人は多くない
森林インストラクターは、その名称が世に知られて一人歩きしているところがありますが、専業で働くのは難しいのが実情です。
ただし、森林インストラクターの資格を取得して自らNPO団体を立ち上げたり、個人でさまざまな活動をしているなかで、各種団体や企業などから声がかかる可能性があります。
森林に関する講演やセミナーを開いたりするなかで、収入を得ることもできるでしょう。
森林インストラクターの資格を取得したら、その資格をどう生かすかは、自分自身で考えて道を切り開く意欲が必要だといえます。
環境保全に関わる公務員として働く道も
公務員となり環境や自然に深く関わりながら、そのなかで森林インストラクターの資格を生かす道もあります。
自治体の職員として地域の自然環境問題と向き合うこともできますし、国家公務員の自然保護官(レンジャー)として環境庁へ入り、より専門的な視点から日本の環境保全に関わっていくことも可能です。
地方公務員も国家公務員も、毎月決まった給料が支払われ、待遇面も非常に安定しています。
公務員になるには、大学で農学や林業政策・環境政策を勉強したり、難しい公務員試験に合格しなくてはならないなど簡単な道ではありませんが、きちんと職業として収入を得ながら森林と関わりたいのであれば、こういった選択肢を考えてみるのもよいかもしれません。
森林インストラクターの正社員以外の給料・年収
アルバイト
森林インストラクターは、アルバイトとしての求人がまれに出されます。
各地域のキャンプ場やレジャー施設を運営している企業などが採用を行っており、無資格で応募できる場合が多いです。
平均時給は1,000円~1,200円ほどで、多くの利用客が訪れるゴールデンウィークや夏季など、季節限定の仕事になる場合もあります。
あまり多くの収入を得られませんが、森林インストラクターの仕事を少しでも体験してみたい人にはおすすめです。
フリーランス
「森林インストラクター」の肩書をつけながら、フリーランスで独自の活動をしていく道もあります。
ただ、フリーランスの場合はなおさら資格だけで仕事を取るのは難しく、自然環境に関する広い知識や独自の見解、経験なども求められ、上手に自分の存在を周囲にアピールしていかなくてはなりません。
活動内容は自分自身で決められるため、やりようによっては活動の幅を広げながら知名度を高めることも可能です。
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森林インストラクターが収入を上げるためには?
いまのところ、森林インストラクターとして専業で仕事をするのは難しい現実があります。
アウトドアや自然との触れ合いに興味をもつ人が増えているため、今後はさらに森林インストラクターの需要が増すことも考えられますが、その場合も他の自然関連の仕事とあわせて活動するほうが安定して収入を得られるでしょう。
たとえばアウトドア全般の深い知識を有していたり、より多くの観光客を集めるレジャーの企画ができたりする人は、アウトドアやレジャー系のサービスを手掛ける会社などに就職できる可能性があります。
そうなれば、無報酬、あるいは日給など不安定な働き方をする人も多いなかで、毎月決まった給料を得ながら仕事をすることが可能になります。
森林インストラクターは、職業としての働き方、稼ぎ方がしっかりと確立されているわけではありません。
もしこの仕事をするのであれば、どのような活動をし、どうやって収入を得ていくのか、自分自身で考えて行動する必要があるでしょう。