サーバーエンジニアへ転職するには？ 未経験・中途採用はある？

サーバーエンジニアへの転職状況は？

サーバーエンジニアは安定した人材の需要がある職種です。

特にクラウドや仮想化技術などを活用した人材が求められており、これらに精通した方の需要は高くなっています。

加えてサーバーエンジニアは転職によりスキルアップを実現する方も多いため、転職は一般的であり、また転職者も多くなっています。

一方でサーバーエンジニアはITエンジニアの入口として、業界未経験者も受け入れている職種です。

特に新卒で入社する場合には、最初のキャリアとして選ばれる職種の1つにあげられます。

また業界未経験者だけでなく、ITエンジニアの他職種から転職する方も少なくありません。

サーバーエンジニアへの転職の志望動機で多いものは？

サーバーエンジニアへの転職において、代表的な志望動機は以下の3つに分けられます。

・社会を支える仕事に就きたい
・普段から自分でLinuxなどを活用しており、そのスキルを転職先で生かしたい
・IT系の他職種に就いており、よりやりがいのある職種に転職したい

いずれの志望動機も、前向きなものであることが特徴です。

ただし、その内容が単なる願望にとどまっているようでは、かえってマイナス評価になってしまいます。

サーバーエンジニアは仕事で認められることが重要ですから、未経験でもスキルアップを行っているなど、転職するための意欲もあわせて示すことが重要です。

未経験・社会人からサーバーエンジニアになるには

サーバーエンジニアの中途採用は多く、そのなかには未経験者歓迎のものも少なくありません。

特に20代の場合は業界未経験でも、採用される可能性は十分にあります。

自分でサーバーを構築する、ITスクールでスキルを身につけたという方でも、積極的に応募するとよいでしょう。

応募の際、資格はあると有利になる場合がありますが、なくても入社可能な企業は多いです。

とはいえ、業界未経験の方が何も知識を得ず、またサーバーのセットアップ経験もないまま「入社してから勉強して頑張ります」という姿勢では、内定は得にくいですから注意しましょう。

パソコン上で動く仮想化ソフトもありますから、このようなものも活用して実際に構築してみることがおすすめです。

また社会人経験がある方は、基本的なビジネスマナーを教えなくてよいという点で新卒よりも有利となります。

サーバーエンジニアへの転職に必要な資格・有利な資格

サーバーエンジニアへの転職にあたり、資格の取得は必須ではありません。

しかし以下の通り、持っていると評価のアップが期待できる資格はあります。

・LPIC
・マイクロソフト認定資格
・CCNA

これらの資格はある程度費用がかかるものの、学習すれば合格が可能な資格です。

特に新卒など業界経験がない方はスキルや努力の証として、資格を取っておくとよいでしょう。

また業界経験者の場合もスキルの証明や知識を整理する上で、資格を取ることは無駄ではありません。

どちらの場合もテキストだけの学習にとどめず、実機を使用して操作を確認しながら学習を進めるとさらに効果的です。

サーバーエンジニアへの転職に役立つ職務経験は？

サーバーエンジニアへの転職に役立つ職務経験は、やはりこれまでの実務経験といえるでしょう。

とりわけ転職先の業務でよく使うOSやサーバーの経験を積んでいると、有利になります。

また設計やプロジェクトマネジメント、顧客との折衝などの経験があると、任せられる職務の幅が広がるため応募できる企業も増え、転職が実現する可能性も高まります。

一方で監視や運用だけの経験という場合、転職先も監視や運用ならともかく、設計や構築を主とする企業ではあまり高いスキルとみられないことが実情です。

但しこの場合でも、サーバーの設計や構築も行っていた場合は評価が高まります。

そのため転職活動を始める際に、あなたの経験を棚卸しすることは欠かせません。

サーバーエンジニアへの転職面接で気をつけるべきことは？

サーバーエンジニアへの転職面接で気をつけるべきことは、いくつかあります。

時間厳守や身だしなみといった社会人共通の注意点はもちろん、以下の点にも注意が必要です。

・スキル面のチェックは行われると想定しよう
・自己PRや長所・短所といった、基本的な質問への回答は用意しておく
・質問はきちんと聞いた上で回答し、早合点をしない
・あいまいな、またはいい加減な回答をしない。また嘘は厳禁

面接担当者は、面接の場で入社後の仕事ぶりがどうなるか判断しなければなりません。

したがってできないことをできるといって入社すると、あなただけでなく会社も困ります。

将来にわたってお互いに信頼感を得るためにも、事前の準備を行った上で、誠実に回答することが求められます。

サーバーエンジニアに転職可能な年齢は何歳くらいまで？

サーバーエンジニアはスキルがあれば、何歳でも転職可能なことは確かです。

しかしあなたが未経験でサーバーエンジニアへ転職するならば、できるだけ20代のうちに転職しておくとよいでしょう。

20代ならばポテンシャルを考慮した採用も少なくありませんが、30代以上になると経験者や、プロジェクトマネジメントなどのスキルが求められるようになります。

もちろんサーバーエンジニアは人手不足のため、年齢が高くなっても採用される可能性はあります。

しかしその場合は待遇が悪く、頻繁に人が入れ替わる企業しか選べない可能性もないとはいえません。

またサーバーエンジニアはある程度の体力も求められますから、この点では若い方の転職が有利となります。

未経験からサーバーエンジニアへ転職する志望動機

未経験からサーバーエンジニアへ転職する場合、志望動機を考えるにあたって仕事内容を理解しておくことは必須です。

その上で企業ごとの強みや注力している分野を理解し、あなたが活躍する姿を思い浮かべた上で志望動機を作成することが重要です。

なかにはいい加減な志望動機でも入社できる企業もありますが、このような企業は人の入れ替わりが激しく、十分に経験を得られないまま離職せざるを得なくなる場合もあるため、注意が必要です。

採用には手間がかかりますから、よい企業ほど志望動機をじっくりチェックし、自社にふさわしい方を慎重に選ぶものです。

従って「入社後、自分は何ができるか」という点に注力して志望動機を作成することをおすすめします。

また営業や接客などの経験がある方は、コミュニケーションスキルをアピールすることもよいでしょう。