サーバーエンジニアを目指す人におすすめの資格

サーバーエンジニアにおすすめの資格は? サーバーエンジニアの資格の種類は?

サーバーエンジニアでの仕事は、資格が必須ではありません。

しかし資格を持つことでサーバーを扱うための知識を得られますから、実務に役立つことは確かです。

また資格は就職や転職の際において、知識や技術力をアピールする1つの重要な情報でもあります。

サーバーエンジニアを目指す人におすすめの資格には、以下にあげる3つの民間資格があげられます。

・LPIC
・マイクロソフト認定資格
・CCNA

いずれも世界共通の資格であり、ピアソンVUEが運営するテストセンターで都合の良い日に受験できます。

それでは各々の資格について、資格の特徴を解説します。

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LPIC

LPICはLinuxのスキルを認定する試験で、非営利団体であるLinux Professional Instituteが実施しています。

LPICは「LPIC 1」「LPIC 2」「LPIC 3」の3段階に分けられ、資格の有効期間は5年です。

最高レベルのLPIC 3は専門分野に分かれており、LinuxやWindows、UNIXなどが混在する環境における知識も問われます。

第一線のサーバーエンジニアとして活躍するためには、顧客の要望やセキュリティに配慮した構築が求められますから、少なくともLPIC 2相当のスキルが求められます。

一方でこの資格はLPIC 1の認定がないとLPIC 2も認定されないため、LPIC 1からの段階的な取得がおすすめです。

LPIC 1は101と102、LPIC 2は201と202の試験に合格することで認定されます。

一方で受験料は試験ごとに15,000円と、気軽に支出できる金額とはいえません。

参考:Linux Professional Institute LPIの認定資格

マイクロソフト認定資格「Windows Server 2016」

マイクロソフト認定資格は、以前MCPと略されていた資格です。

2016年9月以降に認定制度が変更され、各資格は以下の3つのステップに分けられました。

・Fundamental 認定資格
・Associate 認定資格
・Expert 認定資格

ただしサーバやデータベースなど、製品のバージョンや機能ごとに資格が分かれていることは変わりません。

もしWindowsのサーバーエンジニアとなっている方や今後目指す方は、OSの試験である「Windows Server 2016」の資格取得がおすすめです。

受験料は12,500円からであり、他の資格よりは安価なものの気軽に出せる金額とはいえません。

参考:Microsoft Windows Server 2016認定試験

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CCNA Routing & Switching

CCNAはネットワーク機器ベンダーであるシスコが認定する資格で、主にネットワークとシスコ製品に関する知識や技能を認定します。

CCNAは、ネットワーク技術者の基礎レベルとしての位置づけがされています。

このうち「CCNA Routing & Switching」ではネットワーク機器のインストールからトラブル対応まで幅広く対応するスキルが認定されます。

これらのスキルはネットワーク機器を扱う上で欠かせないため、まずはこの試験を受け、認定を受けることをおすすめします。

受験料は36,400円と高額です。

なお「CCNA Routing & Switching」試験は、2020年2月24日より「Cisco Certified Network Associate」試験に変わります。

合格後の認定期間は3年間ですから、認定を受け続けるには新しい試験に合格するか、上位試験の合格が必要です。

参考:Cisco Certified Network Associate (200-301 CCNA)