細胞検査士への転職
転職に必要な資格やスキルは?
細胞検査士として転職する場合は、「細胞検査士」の認定資格が必要になります。
この資格は細胞検査士になるための大学などで学ぶか、臨床検査技師の国家資格を取得したうえで1年以上の実務経験を積む必要があるため、まったく専門的な知識を持たない人がいきなり細胞検査士になるのは不可能に近いと考えておいたほうがよいでしょう。
細胞検査士は大学病院や総合病院、検査センターを中心に活躍できますが、求人数はかなり少なく、どうしても即戦力になれる経験者が優遇される傾向にあります。
ただし、細胞検査士の認定資格を持っていれば、検査の経験がほとんどない場合でも採用されることもありますし、逆に細胞検査士の資格を取得していない場合でも、臨床検査技師としての実務経験がある場合には採用されることもあります。
20代で正社員への就職・転職
病院への転職はとくに狭き門
細胞検査士や臨床検査技師は、待遇の良い大手病院への就職を希望する人が多いようですが、募集人数は極めて限られており、かなり狭き門と考えておいたほうがよいでしょう。
病院以外には、検査センターや検診センター、さらに医療機器メーカーで働く細胞検査士もいます。
医療機器メーカーの求人は病院以上に数が少ないとされているものの、正社員として転職できれば年収も高めとなっており、待遇面でも充実しているようです。
未経験からでも転職できる?
先にも挙げた通り、細胞検査士は経験者採用が中心となっているため、即戦力になれる人は学歴や年齢問わず歓迎されやすいという一面もあります。
すでに実績を積んでスキルを身につけている人は転職しやすいでしょう。
一方、未経験者は臨床検査技師としての実績があれば転職できる可能性はあります。
しかし、臨床検査技師自体の求人数もさほど多いわけではなく、競争は厳しいものになるかもしれません。
比較的転職しやすいとされる検査センターで働き、経験を積んでから大手の病院へ転職を果たす人もいるようです。
また、正社員や常勤以外にパートの求人も出ているため、まずはパートとして経験を積んでいく方法もあります。