ペットシッターの勤務時間・休日
勤務体系の種類
ペットシッターの勤務体系は、定時よりもシフト制で働く場合が多いです。
正社員でシフト制として働く場合は、10:00~20:00などの決められた勤務時間の範囲か、会社によっては24時間の勤務時間の中で、8時間程度のシフトが組まれます。
ペットシッターは依頼主である飼い主のスケジュールに合わせて仕事をするのが基本のスタイルになるので、求人募集は正社員よりもアルバイト・パート、業務委託契約の方が一般的です。
そのため午前や午後だけのシフトや、依頼があった日に仕事に行くという働き方をしている人もいます。
フリーランスとして働く場合は、依頼に合わせて自分のスケジュールを組むことができるので、勤務体系を自分のライフスタイルに合わせて調整しやすいのが魅力です。
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ペットシッターの勤務時間
ペットシッターの勤務時間は、朝早くから夜遅くまで働くこともあり、不規則になりがちな業界といえます。
とくに夏場は、外が暑くなる前に散歩に連れて行ってほしいという希望も多いので、早朝5:00から仕事をスタートすることもあるのです。
夕方以降に涼しくなってから散歩を希望される場合や、残業で遅くなるので留守番して世話してほしいという希望もあるので、夕方から夜遅くの依頼も多くなります。
このように、労働時間もその日の予約によって異なるため、始業時間や就業時間が何時から何時までと決められているわけではありません。
空いた時間に一度家に帰って家事をしたり休憩することもできるので、柔軟な働き方がしたい人にとってはワークライフバランスは取りやすいといえます。
ペットシッターの休日
ペットシッターの休日は、サラリーマンのようにカレンダー通りに決まっているわけではありません。
「土日に旅行をするので代わりに世話をしてほしい」というお客さまも多いので、土日に働くことも珍しくないのです。
ペットシッター派遣会社勤務の場合、シフトで休日が組まれているため、急に休日出勤することは少ないでしょう。
長期休暇は基本的に繁忙期になるため、年末年始やゴールデンウィークに勤務できる人が採用条件となる場合が多いでしょう。
有給休暇は多くの会社で用意されており、育児休暇も企業によっては制度があるので事前に確認できると安心です。
しかしフリーランスは代わりのスタッフがいない分、予定していた休日に働くこともあります。
とくに訪問看護サービスを行っている場合は、重症なペットがいれば夜中や早朝でも土日も関係なく対応するペットシッターもいます。
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ペットシッターの残業時間
ペットシッターの求人を見ると、残業時間は「残業ほぼなし」または「月間20時間程度」の求人がほとんどです。
1日1時間あるかないかの残業と、把握しておけばよいでしょう。
ペットシッターの依頼は、会社によって1件あたり40分~1時間半ほどの世話をする時間が決められており、その中で散歩やエサやりなどの世話が完了すれば、基本的にそれ以上の残業は発生しません。
しかし動物病院に連れて行ったらとても混んでいて予定通りに自宅まで連れて帰って来られなかったり、急にペットの具合が悪くなって看病が必要な場合などに、残業が発生することになります。
生き物の命をお預かりする以上は、責任を持って対応しなければいけない残業といえるでしょう。
ペットシッターに夜勤はある?
求人募集を見る限り、ペットシッターに夜勤はほとんどないようです。
ペットシッターは飼い主であるお客さまの自宅に伺ってお世話をするため、遅くても22:00までのサービスとしている店舗や企業が多いです。
夜勤をしていてペットの世話ができないお客さまへの対応も、夜勤ではなく夜遅くまでの営業時間内で対応しています。
ただし、まれに24時間のシフトが組まれている企業で、夜勤の募集がされています。
夜勤があるかどうか心配な人は、応募前に勤務時間について調べておくと安心です。
ペットシッターは忙しい?激務?
ペットシッターの忙しさは、時間帯や時期によって異なります。
忙しい時間帯は、散歩の依頼が多くなる早朝や夕方から夜にかけての時間帯です。
ただし予約がほとんど入っていない平日には、早く帰宅できる日もあるでしょう。
平日に比べて、お客さまが出かけたくなる土日・祭日は基本的に忙しい日です。
また、ゴールデンウイークなどの大型連休や年末年始は激務で遅くなることも多いです。
年末年始は予約が立て込み、あまりの忙しさに気づいたらお客さまの家で年を越していたというペットシッターもいます。
お客さまの予約状況に比例して忙しくなるのが、ペットシッターの仕事の特徴です。
ペットシッターの休日の過ごし方
ペットシッターは無類の動物好きの人が多いので、自身が飼っているペットとゆっくり過ごしたり、動物園に通うなど、休日も動物と触れ合って過ごす人が多数います。
中には動物に関する資格取得に向けて勉強する人もいれば、まったく動物の世界から離れてドライブや日帰り温泉に出かけてリフレッシュする人もいるなど、人それぞれの過ごし方です。
ペットシッターの休日は不定期になることが多いので、一気に家事を片付けてしまう人もいます。
ペットシッターにとっての長期休暇は、一般の人が休む年末年始やお盆休みから外れた落ち着いた時期に取れるため、十分リラックスして過ごせるでしょう。