パタンナーの働き方の種類・雇用形態

パタンナーの働き方は、パート・アルバイト、派遣社員から正社員、フリーランスまでさまざまです。

本記事では、パタンナーの雇用形態や、それぞれの働き方の特徴を紹介します。

パタンナーの働き方の種類

パタンナーには正社員として企業に勤めるほかに、さまざまな働き方があります。

ライフスタイルや目指すパタンナー像によって自分に合った働き方があるといえるでしょう。

派遣のパタンナー

派遣のパタンナーとは?

アパレルメーカーでは派遣社員として働く人も存在します。

派遣とはいってもパタンナーは専門職に位置付けられるため、未経験者はほとんど採用されません

なかには正社員の補佐的な仕事を任されることもありますが、派遣でも第一線でパターンを引いたり、工場とやりとりをしたりする人は多くいます。

何よりもパタンナーは実力勝負の仕事であるため、スキルさえあればよい条件の仕事を見つけやすいでしょう。

派遣のパタンナーになるには?

近年増加しつつあるアパレル専門の派遣会社に登録すれば、豊富な案件のなかから、自分の希望に合う案件を紹介してもらうことができるでしょう。

派遣の場合、数ヵ月程度の短期で契約が終わってしまう案件もありますが、長期で安定して働ける求人もあります。

業界の事情をよく知っている派遣会社に登録することで、安心してキャリアの相談にのってもらうことができるでしょう。

なお大手のアパレルメーカーは東京を中心とした都市部に集中しているため、派遣の求人も一定のエリアに固まっているのが実情です。

派遣のパタンナーの給料・待遇

派遣のパタンナーは、基本的に時給制で給料をもらうことになります。

相場は時給1,200円から1,500円程度のようですが、実力によっても変わってくるため、経験豊富で腕のいいパタンナーはもっと高い時給で働いていることもあります。

派遣は正社員よりも不安定といわれることが多いですが、さまざまなアパレルメーカーで勤務しながら多様な経験を積み、本当に自分に合う職場を探すために、あえて派遣という働き方を選ぶ人もいるようです。

アルバイトのパタンナー

アルバイトのパタンナーとは?

パタンナーのなかにはアルバイトとして採用されている人もいます。

大手メーカーの場合、パタンナーだけでも数十人といった人数を抱えており、業務量が多いことから、アルバイトを採用して社員のサポートにすることが多いようです。

また中小や個人経営の会社でもパタンナーのアシスタントという形でアルバイトを雇うことがあります。

仕事内容は職場によって異なりますが、以下のような業務が中心となるようです。

アルバイトのパタンナーの仕事
  • 仕様書をパソコンに入力
  • CADを用いた作業
  • 製品検査

アルバイトのパタンナーになるには?

アルバイトのパタンナーとして働くには、一般的な求人サイトで求人情報を探すか、メーカー各社のWebサイトから採用情報をチェックするとよいでしょう。

アパレル・ファッション系の求人サイトにも、さまざまな雇用形態でパタンナーの求人が掲載されています。

会社によって異なりますが、「アシスタント」として雑務などの仕事を中心に任せられる場合には未経験者でもOKとしているところはあります。

しかし実際にパターン製作に携わるような求人の場合は、パタンナーとしての実務経験がある人や、服飾系専門学校の卒業者を対象としている場合もあるようです。

ひとくちにアルバイトといっても、求人によって求められるスキルレベルにはだいぶ違いがあるため、よく確認しておくことが大切です。

アルバイトのパタンナーの給料・待遇

アルバイトのパタンナーの給料は、時給900円から1,200円程度であることが多いようです。

多い収入を見込むことはできませんが、会社によってはアルバイトのアシスタントとして経験を積み、頑張りや実力が評価されると正社員として採用されるところもあるようです。

また、パタンナーは実務経験が大きな武器になる仕事であるため、まずはアルバイトとして経験を積み、それから正社員として、あるいはよりよい条件の会社へと就職を目指すことも可能です。

業務委託のパタンナー

業務委託のパタンナーとは?

アパレルメーカーなどの企業では、正社員や契約社員などのほかに「業務委託契約」によって仕事をするパタンナーを募集することがあります。

業務委託契約で働くパタンナーの多くは、契約先の会社に出社をして、社内の常駐パタンナーとして仕事をするものの、社員ではない立場で個人が会社と直接契約を結んでいます。

正社員であると、会社都合で異動や転勤があったり、残業を強いられたりすることもありますが、業務委託の場合は契約内容に基づき、自分の業務に集中して仕事がしやすいという特徴があります。

パタンナーは経験やスキルがモノをいう専門職だからこそ、あえて業務委託の働き方を選ぶ人もいるようです。

業務委託のパタンナーになるには?

業務委託契約では、週5日フルタイムでの勤務を求められることが多いようですが、会社側との相談で週数回の勤務も可能なこともあります。

業務委託の場合、たいてい即戦力となれる人が求められていることから、未経験者が採用されることはほとんどありません。

応募の際の条件を一例として以下に挙げます。

条件一例
  • パタンナーとしての経験が最低で3年~5年以上
  • 外注としてではなくブランドでパターン製作に携わった経験があること
  • CADの使用経験
  • PCスキル

業務委託のパタンナーの給料・待遇

業務委託の場合の給料は、正社員のように月給でもらうわけではなく、案件の内容ごとに「報酬」という形で支払われます。

フルタイム勤務で年収にして300万円程度からスタートすることが多いようですが、経験・キャリアによって大きな差があります。

なお、勤務期間は契約内容によって異なり、半年や1年ごとに更新とされる場合がよくあります。

外注のパタンナー

外注とは、社内ではなく社外に仕事を出して作業をしてもらうという意味です。

外注パタンナーとは多くの場合、独立したフリーパタンナーを指す言葉で、ネット上には外注パタンナーに関して依頼側と受託側をつなぐサイトもあります。

社外に頼む理由は、社内のパタンナーだけでは手が足りない、社内のパタンナーにはできない作業である、社内パタンナーよりも低コストで製作できる、などさまざまです。

ほとんどの場合、外注パタンナーが必要になるのは社内で手が足りなくなった時や、パタンナーが退職したため仕事をまかせられる人がいなくなってしまった時なども外注が使われます。

かつてその会社に勤めていた人が独立し、フリーとなっても会社との関係を持っていて外注パタンナーとして仕事の依頼を受けている場合もあります。

技術ありきの世界なので、腕のよいパタンナーであればさまざまな会社から声が掛かるようになります。

パタンナーの働き方のまとめ

パタンナーは一般的には企業に所属していますが、その内訳も正社員から派遣社員、下積みのパート・アルバイトなどさまざまです。

また、アルバイトを経て正社員になる道や、経験と人脈を生かしてフリーランスで働くパタンナーもいます。

どのような働き方を選ぶとしても、技術や知識など実力ありきの世界ですから、スキルがあれば高収入も夢ではありません。