ネットワークエンジニアの求人・新卒採用の状況

ネットワークエンジニアの就職先にはどんなところがある?

ネットワークエンジニアの主な就職先は、SI(システムインテグレーション)を行っているSI会社です。

企業名で例を挙げると、大手であれば「NTTデータ」「日本IBM」「日本ユニシス」などが代表的なSI会社です。

また、SI会社に限らず、「日立製作所」「NEC」「富士通」など総合メーカーや総合電機メーカーなどもIT部門やネットワーク部門をもっており、そのような部署でネットワークエンジニアとして働く道もあります。

そのほか、ソフトウェア開発会社やゲーム会社などでもネットワークエンジニアの求人が見られます。

正社員として就職せず、派遣社員・アルバイト・フリーランスなどでネットワークエンジニアとして働く道もあります。

ネットワークエンジニアの勤務先と仕事内容の違い

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ネットワークエンジニアの求人の状況

重要なデータや金銭のやり取りさえもネットワークを介して行われ、あらゆる場所でネットワークが利用されているいま、ネットワークエンジニアは必要不可欠な存在であり、安定した需要があります。

需要の大きさとしては、「運用や保守に携わるネットワークエンジニア」と、「経験豊富でお客さまのニーズを捉えた提案ができるネットワークエンジニア」の2つのタイプの人材を求めている企業が多いようです。

なお、ネットワークエンジニアはまだまだ人材不足ともいわれるほどで、全体的に売り手市場の傾向があります。

人が集まらず常に求人を出している会社も多く、「未経験者歓迎」の求人もたくさんあり、これからこの仕事を目指す人にとってもチャンスは存分に用意されています。

「NTTデータ」「IBM」などの大手IT企業でも、ネットワークエンジニアの求人が積極的に出されています。

ただし、大手IT企業の場合は未経験募集の求人はほとんどなく、新卒採用もしくは一定以上のスキルのある経験者が対象となってきます。

今後については、クラウド・AI(人工知能)・IoT・ビックデータといった「先端IT分野」の需要が増加していくといわれています。

また、10年、20年後には人手不足はさらに深刻化するともいわれているため、将来的にもネットワークエンジニアは売り手市場が続く可能性が高いです。

ネットワークエンジニアの就職先の選び方

大手or中小どちらにするか

大手IT企業に勤めるネットワークエンジニアの場合は、要件定義や基本設計といったいわゆる「上流工程」の仕事を、入社2~3年目の早くから任されることが多いです。

また、将来的にはプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーなど統括する立場を任されることが増えるでしょう。

対して中小IT企業に勤めるネットワークエンジニアの場合は、構築・運用・保守などの「下流工程」を任されることが多いです。

経験を積んだのちに上流工程に進む形となり、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーまでは進まないのが一般的です。

このように大手と中小では、担当する工程や将来的なポジションが変わってくるため、それらを踏まえた上で大手か中小かを選ぶのがよいでしょう。

社外エンジニアor社内エンジニアどちらにするか

ネットワークエンジニアの勤務場所を大きく分けると、「社外ネットワークエンジニア」と「社内ネットワークエンジニア」の2タイプがあります。

「社外ネットワークエンジニア」は、顧客先や社外のプロジェクトルームに常駐するタイプのエンジニアです。

自分の会社ではなく常駐先の会社のオフィスに出勤し、顧客先のエンジニアや別企業のエンジニアたちと一緒に日々働くこととなります。

「社内ネットワークエンジニア」は、自分の所属する会社に出勤し、同じ会社の上司や同僚と共に、ネットワークの設計や開発を行います。

「社内エンジニア」「社内SE」「自社開発」「自社勤務」などのワードが求人広告に書かれているのは、社内ネットワークエンジニアとしての求人です。

社外と社内どちらのタイプで働くかで、職場環境も働き方も大きく変わってきます。

どちらが自分に合っているかよく考えた上で選ぶのがよいでしょう。

教育制度に注目する

もし、まったくの未経験でネットワークエンジニアとして就職する場合、「教育制度」が重要になってきます。

ネットワークエンジニアは専門的な知識を用いるため、未経験の場合は少なくとも1ヵ月程度の導入教育もしくはOJTがないと、業務の難易度が格段に上がります。

すべての会社が充実した教育制度を用意しているわけではなく、なかには教育体制がまったくといっていいほど整っておらず、入社後すぐに現場に配属となる会社もあります。

何事も最初のスタートが大切です。

基礎を固めスムーズに成長していくためにも、未経験で就職する場合は就職先の教育制度にも注目しておくことをおすすめします。

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ネットワークエンジニアの志望動機・面接

ネットワークエンジニアの志望動機を考える上で、以下の要素がポイントとなってきます。

・なぜネットワークエンジニアなのか
・なぜその会社でなくてはいけないのか
・就職後はどのような仕事がしたいのか、将来的にどうなりたいのか

とくに重要なのは、一つ目の「なぜネットワークエンジニアなのか」の部分です。

さまざまなエンジニアがいるなかで、なぜネットワークエンジニアでないといけないのかを、採用担当者は知りたがっています。

そこをいかにうまく説明できるかが焦点となってきます。

なおネットワークエンジニアの面接では、「ITエンジニアとして常に技術を勉強していく意欲はあるか」「ストレス耐性はあるか」「残業が多い時期もあるが大丈夫であるか」などの、際どい質問が投げられることもあります。

面接時に動揺しないためにも、事前に自分なりの答えをしっかりと考えておきましょう。

ネットワークエンジニアの志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

就職先はどのように探したらいい?

ネットワークエンジニアの就職先の探し方を、いくつか紹介していきます。

就活サイトで探す

就職先の最も一般的な探し方は「就活サイト」です。

就活サイトからエントリー→選考→内定というのが、日本における新卒就職活動の定番の流れです。

新卒学生向けの就活サイトとしては、「リクナビ」「マイナビ」の2つが最大手であり、この2つのサイトを駆使すれば、国内のほとんどの大手IT企業へのエントリーが可能となります。

その他、IT業界への就職・転職に強い「Green」、選考ではなくまずは簡単な話合いから進められる「Wantedly」など、就活サイトはまだまだありますので、何個かのサイトを使い分けて窓口を広げるのがよいでしょう。

インターンシップから就職に繋げる

一部の会社は、「インターンシップ」に参加した学生を、そのまま社員として採用してくれることがあります。

採用には直結しなくとも、実際にはインターンシップに参加すると後々の選考でプラス評価となることが多いです。

さらにいえば、インターンシップで仕事を先行して体験することで、就職におけるイメージのミスマッチも減ります。

お目当ての企業が既に決まっている人であれば、インターンシップに参加し、それを就職の糸口として利用してみるのも一つの方法です。

学校推薦を利用する

「学校推薦」を利用すると、学校と縁のある企業の就職を有利に進められます。

場合によっては、間のステップを飛ばし、最終面接のみで内定というケースもあります。

学校推薦は一般的に理系の大学で用意されていることの多い制度ですが、文系の大学でも学校推薦を用意している学校はあります。

学校推薦については、学校の「就職課」などで確認できるため、興味がある人は就職課に相談してみてください。

ハローワークで探す

「ハローワーク」というと失業者が行く場所のイメージがあるかもしれませんが、新卒学生やまだ社会経験のない若者の仕事探しにおいても利用できるサービスです。

ハローワークでは、「リクナビ」や「マイナビ」には掲載されないような求人情報が得られることもあり、とくに地元で就職したい場合などに有利です。

なお新卒者の場合は「新卒応援ハローワーク」、既卒の若者の場合は「わかものハローワーク」の利用をおすすめします。