ネットワークエンジニアの志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

ネットワークエンジニアを目指すきっかけで多いものは?

ネットワークエンジニアを目指すきっかけとして一般的に多いのは、「パソコンやスマートフォンなどのITデバイスが好きで、それらに関係するIT技術にも興味をもつようになった」という話です。

ITに関連する仕事を調べているなかでネットワークエンジニアの存在を知り、目指そうと思う人が多いようです。

また、「学校でシステム障害が起き、訪れたネットワークエンジニアの活躍をみて感銘した」「IT企業でアルバイトやインターンをした際に、ネットワークエンジニアの仕事を知り関心を持った」など、偶然の出会いがきっかけでネットワークエンジニアを目指す人もいます。

そのほか「社会に必要不可欠な仕事に携わりたい」「多くの人と協力して進める仕事がしたい」といった方向性で仕事を探していたところ、ネットワークエンジニアの役割を理解し、目指すに至った人もいます。

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ネットワークエンジニアの志望動機の考え方

なぜネットワークエンジニアなのか

「ITに関心がありそれを仕事にしたいと思った」「IT技術を磨き社会貢献したいと思った」などの志望動機を述べる学生が多いですが、これはネットワークエンジニアというよりも、ITエンジニアすべてにいえる志望動機です。

具体的な志望動機を考える際には、「ITエンジニアではなく、なぜネットワークエンジニアなのか」といった点にまで踏み込んでいくことが大切です。

なぜその会社でなくてはいけないのか

会社側は、自分たちの会社に関心や愛着を持ち、長く勤めてくれる人材を求めています。

その会社ならではの社風・理念・規模・商品・サービスなどに注目し、なぜその会社でなくてはいけないかの理由がわかる志望動機として述べられると、より評価されやすくなります。

どのような仕事がしたいのか、将来的にどうなりたいのか

会社側は、就職をゴールとしておらず、その先のビジョンが具体的に描けている人材を求めています。

単に入社したい動機や意志を語るだけでなく、「入社後には具体的にどんなことがしたいか」「将来的にはネットワークエンジニアとしてどのようなキャリアを歩みたいのか」までを述べられると、意欲的だと判断されやすいです。

ネットワークエンジニアの志望動機の例文

「関心」をアピールする志望動機例

「学生時代、パソコンやスマートフォンに触れるなかで、それらを支えているネットワーク技術に関心を抱くようになりました。

趣味で自宅にネットワーク環境を作ったり、ネットワーク関連の技術書を読み進めているうちにより関心は高まり、独学でCCNAも取得しました。

ついには、その分野を本業としているネットワークエンジニアとなり、プロとして活躍したいとまで思うようになりました。

システムインテグレータとして長い歴史と実績をもつ貴社で経験を積み、より良いネットワーク環境を社会に提供できるエンジニアを目指したいと考えております。」

「きっかけ」や「熱意」をアピールする志望動機例

「ネットワークエンジニアを志望した理由は、在学中の学校で大きなシステム障害があり、その際に駆け付けてくれたネットワークエンジニアの方の活躍に感銘を受けたためです。

それまでネットワークエンジニアという職業は詳しく知りませんでしたが、調べていくうちに私たちの生活を支える重要な仕事だとわかり、いつしかこの仕事にチャレンジしたいと思うようになりました。

技術的にはまだまだ未熟な面もありますが、貴社はそれ以上にやる気を重視しているとのことでしたので、志望させていただきました。

将来的には、システム障害や不正アクセスなどからネットワークを守り、影ながら社会を支えていけるエンジニアになりたいと考えております。」

「これまでの経験」をアピールする志望動機例

「システムインテグレータとして長い歴史と高い技術力を持ち、かつネットワーク分野において豊富な実績を持つ貴社に興味関心を抱き、今回志望させて頂きました。

私はこれまで学業と並行し、長年〇〇のアルバイトを行ってきました。世話好きな性格ということもあり、10人以上のアルバイトやパートスタッフをまとめるリーダーに任命され、アルバイトながらチーム管理や新人の育成なども行ってきました。

業界大手の貴社の社員は、大きなプロジェクトのまとめ役を任されることも多いとお聞きしています。

採用いただきました暁には、技術スキルだけでなくマネジメントの経験も積み、将来的には何十人何百人もの方が携わる巨大プロジェクトを纏められるネットワークエンジニアに成長していきたいと考えております。」

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ネットワークエンジニアの面接で聞かれること・注意点

新卒の面接でよく聞かれること

ネットワークエンジニアは専門的な職種であるため、「なぜこの仕事を目指すのか」の部分を重点的に聞かれることが多いです。

また、日々最新のネットワーク技術を追う必要があることから「ITエンジニアとして勉強し続ける意欲があるか」についても聞かれることが多いです。

そのほか「ストレス耐性はあるか」「残業が多い時期もあるが大丈夫であるか」などもよく確認される項目です。

中途の面接でよく聞かれること

業界未経験者の場合は、中途面接であっても新卒の面接とさほど質問内容は変わりません。

ただし「ネットワーク関連の資格は所持しているか」「業種問わずリーダーやマネジメントの経験はあるか」などの質問が追加されることがあります。

対して経験者の中途面接では、これまでの経歴・技術スキル・担当した案件などを細かく確認されます。

また、中途採用の面接では「なぜ前職を辞めたのか、辞めたいのか」を、ほぼ必ず聞かれます。

面接での注意点

IT業界は、服装や髪型に対して比較的寛容です。

そのようなイメージがあるからか、まれにボサボサの髪や私服で面接に臨む人がいるようですが、基本的にはマイナス評価となります。

ネットワークエンジニアの場合は、普段スーツで働くことが多く、お客さまとのやり取りも発生する仕事です。

髪型やヒゲなどを整え、とくに指定がない場合、服装はスーツで出向くようにしましょう。

ネットワークエンジニアの自己PRのポイント

ネットワークエンジニアの場合、次のような人材がとくに好まれる傾向にあります。

・コミュニケーション力のある人
・チームプレイのできる人
・マネジメント力やリーダーシップ力のある人
・好奇心旺盛で勉強熱心な人
・論理的思考のできる人

ムリに自分を飾り立てる必要はありませんが、これらの要素が含まれた自己PRであるとより評価されやすいでしょう。

ネットワークエンジニアの履歴書や職務経歴書で気をつけるべきことは?

ネットワークエンジニアは「論理的思考」が重視される仕事です。

したがって、「履歴書」や「職務経歴書」に書かれている文章の構成などからも、論理的思考ができているかをチェックされていることがあります。

支離滅裂な自己PRや志望動機であると、論理的思考ができない人物と判断されることがあるため、提出書類に書く文章にも注意を払いましょう。