ミュージシャンの働き方・雇用形態
ミュージシャンとアルバイト
アルバイトで生計を維持するミュージシャンがほとんど
ミュージシャンを目指す人の多くは「いつかは音楽活動で食べていけるようになりたい!」と思うでしょうが、駆け出しのミュージシャンの大半は音楽活動で得られる収入では生活していくことができません。
生活するために必要なお金は、音楽活動以外の「アルバイト」をして稼ぐことになります。
ミュージシャンのアルバイト事情
ミュージシャンだからと特別なアルバイトをするということはなく、一般的なさまざまな仕事をアルバイトとしてこなしています。
ただし、あくまでもミュージシャンを目指すためのアルバイトであるため、ミュージシャンとしての活動に支障が出ないような仕事を選ぶことが重要です。
勤務時間や出勤日数にある程度の融通がきくことだけでなく、日雇いの仕事や、多くの収入を得られるように複数のアルバイトをかけもちする働き方を選ぶ人もいます。
音楽関連のアルバイトも
ミュージシャンの中には「音楽に関係するアルバイト」をしている人もいます。
レストランやホテルなどの会場で演奏を行うといった仕事が該当します。
演奏者の派遣業務を行っている音楽事務所に登録することで、こうした仕事をあっせんしてもらうことができます。
20代で正社員への就職・転職
副業や兼業のミュージシャン
副業や兼業としてミュージシャンに
前述のとおり、ミュージシャンの多くは生計を維持するための収入をアルバイトで稼いでいますが、「副業」や「兼業」といったスタイルでミュージシャンとして活動している人がいます。
要するに本業となる仕事が別にあって、ミュージシャンとしての活動がサブの位置にある生き方です。
さまざまな形でミュージシャンとして活動
本業での収入で安定した生活を送れる人も多いです。
副業・兼業でミュージシャンをしている人の中には、本業の仕事が休みの日だけミュージシャンとして活動するという人もいるのです。
人によっては本業も音楽関連の仕事で、仕事も休日も音楽漬けの生活というスタイルを選択する人もいます。
副業・兼業のミュージシャンとしての生き方を考えている人が注意すべきこと
副業や兼業でミュージシャンをする人が考えるべきこととしては「本業の就業規則」において副業や兼業が禁止されていないことです。
趣味のレベルであればまだしも、ミュージシャンとしての活動で収入を得ている場合や活動内容によっては副業扱いされる可能性があります。
ミュージシャンの引退後
ミュージシャンの引退
ミュージシャンには、スポーツ選手のような「明確な引退」という概念はないといえるかもしれません。
仮に音楽活動を辞めたとしても、何らかの形で音楽に関わることはできるからであり、実際に多くのミュージシャンがそうした生き方を選択しています。
元ミュージシャンの活躍の場
ミュージシャンとしての活動を辞めた元ミュージシャンが活躍できる場としては、以下の内容が考えられます。
・レコード会社
・音楽プロデューサー
・音楽専門学校の講師
・スタジオミュージシャン
・楽器店
ミュージシャンとして活動した経験や人脈を生かして新しい活躍の場を見つけることが多いです。
引退後に音楽関連の仕事を選ぶ人の心境としては、音楽がその人にとって「人生の一部」になっていることが考えられます。
また、ミュージシャンという仕事が「趣味の延長線上にある」ことも理由の1つだといえます。