宮大工の勤務時間・休日

宮大工の勤務時間

宮大工は、朝8時から日の暮れる18時頃まで作業を行うのが一般的です。

朝早くから作業することが特徴ですが、これは日が暮れるまでに仕事を終えなくてはならないためで、現場にはいる時間も考えると、準備や移動などでさらに早い時間から動くことになります。

また、身体を動かす仕事であるため、昼休憩のほかに午前と午後の2回、必ず休憩をとります。

宮大工の休日

宮大工の休日は、一般的な大工と同様に、通常日曜日のみで、週休1日である場合が多いです。

ただし、作業の進捗状況によっては、祝日も仕事になる場合があります。

寺院の新築工事の場合、規模によって1~2年単位で一つの現場が終わります。

一つの現場の工事が終了した後には、比較的長く休みをとることができる場合もありますし、年末年始や盆休みなどは、ゆっくりと休日をとることができます。

これは、年末年始などの長期休暇は病院も休みであり、万一仕事でケガをした時に対応できないためでもあります。

ただし、天候に左右される仕事であるため、急な荒天で仕事が休みになることもありますし、荒天が続けばスケジュールを調整して働かなくてはならないこともあります。

宮大工の残業時間

朝が早い分、就業については、会社員や公務員と比べるときっちり時間通りに終わるケースが多く、ほぼ残業ゼロという職場も珍しくありません。

基本的に日の明るい時間帯しか作業ができず、あまりに早朝や深夜まで仕事をすれば、騒音などで迷惑がかかることもあるためです。

撤収や清掃を含めても、18時ごろには現場を後にするところが大半です。

なお、拘束時間がやや長いのは、安全面に配慮して休憩時間が長めに取られているためであり、昼休憩のほか、15分程度の小休憩が複数回ありますので、労働時間は一般的な職業とさほど変わりありません。

宮大工は忙しい?激務?

宮大工は、一般的な大工と比べるとさほど激務ではありません。

とくに住宅関係の場合は、繁忙期があり1年の内でも忙しさにばらつきがあります。

新築を希望する場合、入居時期として人気のある年末年始前後やゴールデンウィークやお盆前後は非常に需要が高く、どうしても作業量が増えたり、工期が短くなったりすることもあります。

一方宮大工は、寺社仏閣を扱う場合、年単位で作業をすることが多いため、多少天候に左右されたとしても、長期的なスパンでスケジュール調整がしやすいのです。

もちろん両者ともに身体を使う仕事のため、体力的にはハードといえますが、宮大工のほうが余裕をもって仕事ができることが多いでしょう。

宮大工の休日の過ごし方

宮大工の休日は、多くの場合日曜日のみですが、休日を利用して寺社仏閣巡りを行う人もいます。

寺社仏閣建築は、机上の学問だけでは理解することはできません。

実際に、寺社仏閣建築に触れることで、伝統的な建築を深く理解し、業務に生かすことができます。

とくに、見習いの宮大工においては、休日を利用して、伝統的な日本建築に触れることは、重要です。

勤務時間以外も、宮大工の仕事について学ぶ姿勢が、技術の習得につながります。

宮大工の1日のスケジュール・生活スタイル