考古学者のやりがい・楽しさ・魅力
考古学者を志すきっかけは、そのやりがいや仕事内容に惹かれたためだったという人も多いでしょう。
本記事では、考古学者が達成感を得る瞬間や魅力を紹介します。
考古学者のやりがい・楽しさ
知的好奇心が満たされる喜び
人類が残した遺跡や遺物をもとに、過去の文化や生活の謎を紐解いていくのが考古学です。
考古学に触れることで、「歴史をもっと知りたい」「過去の生活や文化を学びたい」といった、自らの知的好奇心を満たし続けることができるでしょう。
これまで考古学者の活躍によって多様な歴史が解明されてきましたが、人類の長きに渡る歴史のなかには、まだまだ多くの謎が残されています。
もしかすると、自らの研究結果が「世紀の大発見」といわれるものになるかもしれませんし、未知のことに挑戦する感動と興奮こそが、考古学者の大きなやりがいといえます。
また、考古学者は地球上のあらゆる場所が活動のフィールドになります。
広い視野を持って、一生を通じて考古学を突き詰められることも考古学者のやりがいです。
人との関わりも多い
考古学者は、黙々と研究をしているイメージを持つ人も多いかもしれませんが、実は多くの人と関わることができる仕事です。
発掘調査をするとなれば、その地域の住民の理解が不可欠ですし、調査への協力を仰ぐこともあります。
また、特定の発掘調査をし、研究が進むことによって歴史や文化を解明することができれば、新しい情報を地元の人々に提供して、還元することもできます。
さらに、博物館で学芸員として働いたり大学で学生をしたりすれば、より多くの人々と日々触れ合うことになります。
自分が学んだこと、身につけた知識を多くの人に広めて、考古学の面白さを世の中に伝えることができるのも、考古学者のやりがいです。
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考古学者の魅力
過去をときあかすロマンあふれる仕事
考古学者は、ただ遺跡や遺物などを発掘するだけの仕事ではありません。
出土品に残されたメッセージを読み取り、検証作業を通してそれらを一つひとつ繋ぎ合わせながら、過去の文化や暮らしを解明するというロマンあふれる仕事です。
分析や考察といったプロセスでは柔軟な思考や発想力が重要です。
根気を必要とされる地道な作業も多いのですが、それに加えて自らの想像力をおおいに発揮しながら常に新しいことを考え続ける面白さや喜びを味わうことができるでしょう。
ものに意味を与える仕事
考古学者が発掘したものは、そのままではただのものにすぎません。
考古学者が分析し、検討し、研究することで、どのような目的で作られ、どのような人が使ったのか、またどのような生物の痕跡なのかが解き明かされます。
発掘した時点ではただの石に見えたものが、世界的に評価される価値のあるものとわかることも少なくありません。
ものいわぬ遺跡や遺物から歴史を解き明かすことこそが考古学者の仕事の魅力であり、醍醐味でもあります。
考古学者のやりがいのまとめ
「歴史をもっと知りたい」「過去の生活や文化を学びたい」といった、自らの知的好奇心を満たし続けることができるのが考古学者という仕事です。
未知のことに挑戦する感動と興奮、自分が身につけた知識を多くの人に広めて考古学の面白さを世の中に伝えることができる点が大きな魅力といえるでしょう。