県議会議員のやりがい・楽しさ・魅力
県議会議員のやりがい・楽しさ
人の喜びに力を発揮できる
県議会議員(都道府県議会議員)の存在意義は、住民のために力を発揮することです。
都道府県民の代表として政治にたずさわるからには、住民の期待に応える義務もあるのは確かです。
期待に応え、自分が携わった案件で県の魅力が増し、住民の暮らしが豊かになっていく様を目にすることは非常に大きなやりがいになるでしょう。
地方発展に貢献できる
上記でも触れたように、県の発展に力を注げるのも県議会議員のやりがいです。
自分が調査して提出した議案、県民の要望を反映した議案など、みずからが提案した議案で改善されればなおさらです。
また、条例の新設や改正といったソフト的な面もあれば、道路や建物修繕などのハード面もありますが、後世に残せる仕事に関われるのもやりがいにつながります。
公約を実現する
県議会議員は選挙によって選ばれますが、有権者はかかげた公約に期待して投票します。
つまりこの公約が県民との約束になるため、議員は公約実現に向け、最大限の努力をしなければいけません。
賛成者の協力のみならず、反対意見を持つ人の説得、関連団体の調整などならゆる課題があると想像でき、公約を実現するのは並大抵のことではないでしょう。
しかし公約を実現できれば、投票してくれた有権者の期待にこたえることができます。
このような経験ができるのは、県議会議員をはじめとした政治家のやりがいです。
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県議会議員の魅力
調整力とコミュニケーションが生かせる
公約や条例を実現するには非常に多くの関係者や団体などの賛同を得なければいけません。
支持者のみならず、そうではない人の意見を聞く、選挙で有権者に訴える、反対者を説得する、議会で意見を述べるなど、あらゆる場面でコミュニケーション力が求められます。
時にはある程度妥協した政策を提案することもあり、その際は賛成者の賛同を得るために絶妙な調整力も必要でしょう。
このようなスキルが高くなければ結果を出すことができず、県議会議員を続けるのは難しいかもしれません。
高い報酬を得られる
都道府県議会議員は一般的に見れば高い報酬を得られます。
令和2年に出された「議員報酬の実態と財政支援」によると、県議会議員の平均月額報酬は約81万円で、年間にすると約970万円の議員報酬が支給されます。
加えて期末手当(いわゆるボーナス)も支給され、国立国会図書館が調査した「地方議会議員の報酬・手当等の待遇」によると年間支給額は平均約390万円という結果が公表されています。
以上のことから、年収にすると約1,300万円を得ることになり高収入といえる反面、報酬は税金から支払われるためそれに見合った仕事をするのは当然の努めといえます。
政策力と実行力が身に付く
地方分権が進む中、あらゆる事案を地方自治体みずからで解決していくチカラが今後はさらに求められます。
コスト削減や医療体制の整備、災害対策などなど暮らしに直結する課題が多いのが特長で、それらの問題を解決するための知恵(政策)を提言しなければいけません。
その知恵を具体化し、実現するための実行力も求められ、おのずとそうした議員が今後は評価されていくと考えられます。
地域のために都道府県議会議員を続けたり、国政にチャレンジしたりするなら、日々の研鑽を怠らず精力的に活動しなければなりません。