建築設備士のつらいこと、大変なこと、苦労
建物の安全・安心に関わる責任の重さ
建築設備士の仕事は、しばしば建物に命を吹き込ませることだといわれます。
空調や換気、照明、消火、給排水といった建築設備は、建物で人が生活していく以上どれも必要不可欠なものばかりです。
同時に、それらが確実に機能していなければ、重大な事故やトラブルの原因にもつながってしまいます。
それだけ建築設備は建物にとって重要なものであり、よい建築設備があることで、建物の価値を高めることにもつながります。
そうした責任の大きな仕事に就くというのはやりがいがある反面、ミスが許されないというプレッシャーを感じることもあるかもしれません。
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建築設備が複雑化していること
近年、建築設備はインテリジェンスビルや複合ショッピングセンターなどを新しい建物を中心に、高度なシステムが活用されるケースが増えています。
また、ひとことで建築設備といってもその種類は多岐にわたり、新しいものも次から次へと開発されていくため、建築設備士は最新の建築設備についてつねに情報を追っていく必要があります。
最近では省エネルギーに関連した設備も増えているため、時代のニーズに合う建築設備について提案できる知識を備えていくことも重要です。
継続的な勉強で専門性を高めていくこと
建築設備士は、その資格だけで活躍することもできますが、さらにステップアップしていきたいのであれば「一級建築士」「設備一級建築士」「消防設備士(甲I)」など、さまざまな建築関係の資格の取得も考えていく必要があります。
また、建築設備の設計に携わりたいのであれば、「CAD」というソフトの使用方法も身につける必要があります。
技術職であることから、実務経験を積みながらどれだけ自分のスキルを高めていけるかが重要な仕事となります。
将来的には独立することも不可能ではありませんが、専門性の高い仕事であるため、どのような働き方をするにしても継続的な努力が求められる仕事だといえます。