建築施工管理技士の就職、求人、募集の状況

まだまだ需要は大きい

震災からの復興事業や都市整備などの関係で、いまだ日本は建設ラッシュが続いています。

その建設業を支えるのは、間違いなく確かな技術と知識を持つ技術者(職人)であり、見えないところで私たちの豊かな生活を支える重要な役割を担っています。

しかし、団塊世代の技術者の引退や労働人口の減少などの理由から、建設業界では人手不足が慢性化しているといわれます。

とくに施工管理を行う建築施工管理技士は、未経験者が思い立ったらすぐなれる種類の仕事ではないため、若いうちに人材を採用し、育成に力を入れようとしている企業が増えているようです。

まだまだ建築施工管理技士の人数は足りていないとされ、今後も求人数が大きく減ることは考えにくいでしょう。

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就職後のスキルアップも重要

建築施工管理技士の資格がある人は就職や転職時にも有利になりますが、この国家試験は受験資格として「実務経験」が必須となります。

実務経験の必要年数については、資格の種類(1級・2級)と最終学歴によって異なっています。

少なくとも、まったくの実務未経験者が建築施工管理技士の資格を取得することはできないため、注意が必要です。

一般的には高校や大学などの学校を卒業し、ゼネコンやハウスメーカー、工務店といった建設系の企業に就職して、まずは技術者として現場経験を積み重ねていきます。

そして、実務経験の必要年数を満たし、建築施工管理技士の資格取得を目指すのが一般的なステップアップのルートです。

会社によっては、建築施工管理技士の資格が昇進や昇給の条件になるところもあるようです。

資格が強みになる

建設業は人手不足の状態が続いており、とくに施工管理に携わることができる建築施工管理技士の資格を持っている人が歓迎される場面は多々あるようです。

2級の資格があれば主任技術者として、1級の資格があれば主任技術者に加えて監理技術者としての役割を担えるようになり、一般の技術者よりも携われる業務範囲はずいぶんと広がります。

求人を見ても、建築施工管理技士の資格があることが「必須条件」もしくは「歓迎」と記載されていることが多く、とくに1級の有資格者は就職先の選択肢も広がってきます