ジュエリーデザイナーの有名な人・人気のブログ・インスタ

有名なジュエリーデザイナーに求められるもの

有名なジュエリーデザイナーになるには、技術や知識を身につける以前に、独創的な発想を持つことが求められます。

世界中で毎年多くのジュエリーデザイナーが誕生するなかで有名になるためには、誰にも真似できないようなセンスを持ち合わせていることが大切です。

そのうえで、ジュエリーデザイナーの専門学校などに通って技術を身につけるのがよいでしょう。また、独学で学ぶことも可能です。

今回は、世界と日本の有名なジュエリーデザイナーを紹介していきます。

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世界の有名なジュエリーデザイナー

「世界5大ジュエラー」と称されるブランドは、「ティファニー」「カルティエ」「ブルガリ」「ヴァンクリーフ&アーペル」「ハリー・ウィンストン」です。

5ブランドのうち、ティファニーはチャールズ・ルイス・ティファニーとジョン・B・ヤングの2人によって創業されましたが、ジュエリーデザイナーではありません。

ここでは、ジュエリーデザイナー自身が創業者となった、世界の有名な4人のジュエリーデザイナーを紹介します。

ルイ=フランソワ・カルティエ(1819-1904)

ルイ=フランソワ・カルティエは、1847年にフランスのパリに創業された「Cartier(カルティエ)」のジュエリーデザイナーです。

師のアドルフ・ピカールの元で宝石細工師としての腕を身につけ、28歳で小さなジュエリー工房を受け継ぎました。

当初は個人を対象にしていましたが、1859年にヌーヴ・デ・プティ・シャン通り5番地からイタリアン大通り9番地に移転したことで好機を得ます。

フランス皇帝ナポレオン3世の妻であるウジェニー皇后をはじめ、各国の王室や貴族が顧客となり、現在まで続く有名ジュエリーブランドとなりました。

ソティリオ・ブルガリ(1857-1934)

ソティリオ・ブルガリは、1884年にイタリアのローマに創業された「BVLGARI(ブルガリ)」のジュエリーデザイナーです。

ギリシャの地で代々の銀細工師の家系に生まれ、幼いころから将来を有望されるほどの才能を発揮します。

バチカン戦争を機に一家はイタリアに移住することとなり、銀細工の店をローマのヴィア・システィーナに出店しました。

ギリシャの古典様式に根ざしたデザインがローマで評判となり、現在のブルガリのデザインにも引き継がれています。

アルフレッド・ヴァンクリーフ(1873-1938)

アルフレッド・ヴァンクリーフは、1906年にフランスのパリのヴァンドーム広場22番地に創業された「Van Cleef & Arpels(ヴァンクリーフ&アーペル)」のジュエリーデザイナーです。

1896年に宝石商の娘エステル・アーペルと結婚し、義兄のシャルルとともに創業しました。

創業当初は貴金属や宝石で宝飾した時計ケースを制作していましたが、リシュモングループの傘下に入った1999年から本格的な時計事業に着手。

現在は宝石や時計、香水を扱っており、モナコ皇室や世界から愛されるハイブランドとなりました。

ハリー・ウィンストン(1896-1978)

ニューヨークの宝石商の家に生まれたハリー・ウィンストンは、1932年にアメリカのニューヨーク5番街に創設された「HARRY WINSTON(ハリー・ウィンストン)」のジュエリーデザイナーです。

幼少期から宝石の目利きに優れていたハリーは、15歳から父の宝石店で働きはじめ、24歳のころにはプレミア・ダイヤモンド社を立ち上げます。

1943年、アカデミー賞の授賞式用にジュエリーの貸出を発案し、キャサリン・ヘップバーンがインクイジション・ネックレスを身につけて出席したことで有名です。

1960年、ニューヨーク5番街718番地に移転した新サロンは、18世紀のフランス式建物をイメージしたエレガントさを持ち、王室や女優たちから寵愛されるハイブランドへと成長しました。

日本の有名なジュエリーデザイナー

日本の有名なジュエリーデザイナーを6人紹介します。

石川 暢子(いしかわ のぶこ)

石川暢子(1943-2012)さんは、日本を代表するジュエリーデザイナーとして長年に渡り活躍してきました。

1968年、東京藝術大学大学院彫金科を修了し、3年間で日展に3回入選しています。

1970年に創作グループ「閑ジュウリー」を設立し、イギリスやオーストラリア、スイスなどの国際展に多数招待出品されました。

日本古来の技法にヨーロッパの宝飾技法をミックスしたデザインは、品格と美意識を兼ね備えており、今でも「ノブコイシカワ・ブランド」のジュエリーデザインに反映されています。

逝去後も展覧会が開催されるなど、今なお世界中から愛され続けるジュエリーデザイナーです。

岩倉 康二(いわくら こうじ)

岩倉康二さんは、皇室や海外の王室にジュエリーを献上したことで知られる、世界的にも有名なジュエリーデザイナーです。

幼いころから絵を描くことが大好きで、1951年、東京美術学校(現・東京藝大)の彫金科を卒業。彫金の魅力に魅了され、翌年から本格的なジュエリー創作活動を開始します。

日本の伝統的な技法を駆使した華やかな色合いのジュエリーの評価は高く、1980年には東京国立近代美術館がペンダントやブローチを買い上げて所蔵するほどです。

1980年代には、当時の美智子皇后やモナコのグレース王妃、スウェーデンのシルビア王妃などにジュエリーが献上されました。

現在、自身のジュエリーブランド「TOHODA」の代表として国内外でショーを開催し、優美なデザインを生み出し続けています。

村松 司(むらまつ つかさ)

村松司さんは、植物や昆虫など「自然界」をモチーフとしたデザインを特徴とする、有名なジュエリーデザイナーです。

1985年、山梨県立宝石美術専門学校デザイン科修了。1986年、山梨県立宝石美術専門学校研究科修了。

1990年には「工房ムラマツ」を開業し、イタリアやスイスなど海外の展示会にも積極的に出展しました。

国家技能検定・一級技能士の確かな技術と、独創的で高度なエナメル技法を駆使したジュエリーは、国内外で絶賛されています。

村松さんは、“作品を手にする人々に、「生命力」「やさしさ」「あたたかさ」を伝えたい”と、日々新しい技法にチャレンジし続けています。

水野 薫子(みずの かおるこ)

水野薫子さんは、世界5大ジュエラーの「ティファニー」や「ヴァンクリーフ&アーペル」にデザインが採用されたことで知られる、有名なジュエリーデザイナーです。

フランス現代アートの巨匠といわれるジョルジュ・ブラックのジュエリーに衝撃を受け、ジュエリーデザイナーを目指すようになりました。

アテナ宝石デザイン研究所在学中の1979年、インターナショナル パール デザイン コンテストで金賞を受賞するなど、数多くの賞を受賞しています。

1985年、「オフィス・ヴィアカオルコ」を設立し、「KAOLUCOブランド」のオリジナルジュエリーを手がるほか、「アテナ宝石デザイン研究所」2代目代表に就任し、後進の指導にも尽力しています。

小寺 智子(こでら ともこ)

小寺智子さんは、ジュエリー界のオスカーと呼ばれる「HRD AWARDS 2015」で日本人初となるグランプリを受賞した、有名なジュエリーデザイナーです。

京都の美術大学を卒業後、トータル・ジュエリー企業「株式会社柏圭(かしけい)」に入社します。1996年、デザイナーズブランド「TOMOKO KODERA」を設立しました。

ジュエリーに関心を持つようになったきっかけは、アメリカやヨーロッパ旅行をした際に、ピアスを開けたことだったそうです。

JJAジュエリーデザインアワード2019では、グランプリ(日本ジュエリー大賞・内閣総理大臣賞)と技術賞をダブル受賞し、独創的なデザインが高く評価されています。

梶 武史(かじ たけし)

梶武史さんは、歌手でジュエリーデザイナーの梶光夫(かじ みつお)さんの息子で、父親が築き上げたブランド「KAJI JEWELLERY ART」で共に活躍するジュエリーデザイナーです。

時計・宝石・貴金属商の祖父、ジュエリーデザイナーの父を持つことで、幼少期から宝石や美術品への美しさを強く感じていました。

2001年、G.I.A.(米国宝石学会)G.G(宝石学修了)称号を取得。2009年にはJJAジュエリーデザインアワード2009にて優秀賞とプラチナ・ギルド・インターナショナル賞を受賞するなど、数々の賞を受賞しています。

2014年には、ディズニーストアの日本オリジナルキャラクター「UniBEARsity(ユニベアシティ)3周年記念で「モカ」と「プリン」が着けるジュエリーのデザイン・制作を担当しました。

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ジュエリーデザイナーの人気のブログ

ジュエリーデザイナーの人気のブログを3つ紹介します。ブログではどのような情報を発信しているのかみていきましょう。

心がときめくジュエリー ジュエリーデザイナー 奥野貴子のブログ

奥野貴子さん_ブログ画像

フリーデザイナーとしてジュエリーブランドやメーカーにデザイン・企画を提供する、奥野貴子(おくの たかこ)さんのブログです。

小学生のころ、父親の仕事の関係者だった女性ジュエリーデザイナーに憧れを持ったことがきっかけだったそうです。

当時ジュエリーデザイナーの登竜門といわれていた、武蔵野美術短期大学の工芸デザイン科金工コースに進学。

卒業後は、大学では教えられない「宝石の書き方」の技術を身につけるため、ジュエリーの専門学校に通ったそうです。

具体的なジュエリーデザイナーの仕事や誕生石の解説もあるので、ぜひブログに訪問してみてください。
心がときめくジュエリー ジュエリーデザイナー 奥野貴子のブログ

【ジュエリーのように輝く「未来」をつくるワイヤージュエリーデザイナー】岩田アキ

岩田アキさん_ブログ画像

ワイヤージュエリーデザイナーの認定講座を開催する、岩田アキ(いわた あき)さんのブログです。

ブログのプロフィールによると、クリスタルショップのスタッフを経て、独学で学んだ天然石を使ったワイヤージュエリーテクニックの販売を2009年から開始したとのこと。

2013年にワイヤージュエリーとアクセサリー教室を立ち上げ、2017年には「クリスタルワイヤージュエリー・デザイナー」認定講座を開催しました。

ブログには、教室のお知らせや、岩田さんが日常で感じる“素敵な生き方”なども掲載されています。

【ジュエリーのように輝く「未来」をつくるワイヤージュエリーデザイナー】岩田アキ

永松麗子のGlamourous Life

永松麗子さん_ブログ画像

「Diamondeyes Studio Co., Ltd.」代表取締役を務めるジュエリーデザイナー、永松麗子(ながまつ れいこ)さんのブログです。

大学卒業後、アパレルや広告業界での勤務を経て、独学でジュエリーを学びはじめ、店舗やインテリア、グラフィックデザインなど多岐に渡るデザインを手がけています。

ブログには、ジュエリー関連の情報だけでなく、高いファッションセンスによる着物や洋服とジュエリーをコーディネートした写真が満載です。

東京都港区南青山にブランドショップがあるので、興味がある方は訪れてみてください。

永松麗子のGlamourous Life

ジュエリーデザイナーのインスタ

日本人とイギリス人のジュエリーデザイナーが発信するインスタを3つ紹介します。ぜひフォローして、感性磨きに役立てましょう。

mi(みい)

シルバージュエリーブランド「l'oro」や、ゴールドジュエリーブランド「1117」を手がけるジュエリーデザイナー、miさんのインスタです。

それぞれのブランドのインスタも運営しており、主にオンラインで商品を販売しています。

確かな職人の技術で作られたジュエリーは、どんな服にでもあうシンプルなデザインなのが特徴です。

フォロワー19.9万人を超えるインスタには、miさん自身がジュエリーを身につけた「着画」写真も多くあります。

身長168cmとモデル並みのmiさん。ファッションセンスもよく、ファンからは「どこのブランドですか?」「まとめ髪の作り方を教えて」といったコメントも寄せられています。

1つ1つのコメントに対して、丁寧に答える姿勢は見習いたいポイントです。

yuzen(ゆぜん)

福井県のアトリエで、普段使いに映えるシルバージュエリーを制作するyuzenさんのインスタです。

yuzenさんの作品には、“身に着けるだけで、その日が少しだけ特別な日になってほしい”という思いが込められています。

インスタには、数々の作品の写真とともに、どのような作品なのかがわかる文章が添えられています。

写真だけでは伝わりにくい特徴を示すことで、訪問した人はより興味を持ち購入へとつながりやすくなるので、ぜひ真似してみましょう。

また、販売サイトへのリンクはもちろん、ときおり「フォロワーさんへのプレゼント」も掲載するなど、より多くの人の目に触れる工夫も学べます。

malcolm betts(マルコム・ベッツ)

日本でも有名な「マルコムベッツ」ブランドのイギリス人デザイナー、マルコム・ベッツさんのインスタです。

ジュエリーはイギリス・ロンドンの小さなアトリエでハンドメイドされており、ハンマリングという独特の技法により宝石の美しさを引き出しています。

インスタには、ぬくもりにあふれた指輪やネックレスの写真が満載で、まさにマルコム・ベッツワールドが展開されています。

2020年3月には、日本で唯一取扱っている「バーニーズ ニューヨーク」店舗に来日し、ベッツファンを魅了しました。

将来、ジュエリーデザイナーを目指すみなさんも、有名なジュエリーデザイナーの作品に学び、今のうちから感性を磨いておきましょう。