ジュエリーデザイナーの1日のスケジュール・生活スタイル

ジュエリーデザイナーの業務スケジュール

デザインには時間をかける

ジュエリーメーカーなどの会社に勤務する場合、勤務時間や休日は、それぞれの会社によって異なります。

一般的にアパレルのデザイナーはシーズン前になると多忙になり、徹夜をすることも珍しくありませんが、ジュエリーデザイナーは、それほど忙しくなることはありません。

これは、ジュエリーデザイナーはアパレルのように大量のデザインをすることは少ないからです。

ジュエリーは洋服のように大量に売れるものではないため、点数をしぼり厳選したデザインだけを商品化します。

デザインの決定には非常に時間をかけますし、多くのデザイン案の中から売り出すものを選ぶため、常にデザインのことを考えていなくてはならない日々が続きます。

基本的に土日祝日が休みですが、プライベートでもジュエリーに関わる情報収集は欠かせません。

デザインばかりの1日ではない

デザインだけ1日中しているところもありますが、会社によってはそれ以外の業務を任されることもあります。

実際に店頭に立ち接客をしたり、実際にアクセサリーをつくるクラフトマンの工房を見学したりするなど、デザイン以外のことに時間を割くことも多いです。

こうしてデザイン業務から一度離れることで、よいアイデアが思い浮かぶこともあります。

ちなみに新入社員として入社すると、半年間から1年は研修期間があり、販売、営業、商品企画の部署にそれぞれ所属して、業務の流れを学ぶのが一般的です。

一般的にはひととおりのジュエリーデザインができるようになるまでには少なくとも5年はかかるといわれています。

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ジュエリーメーカーで働くジュエリーデザイナーの1日

9:00 出勤
一般的な企業と同じように勤務時間は9:30~18:30であることが多いです。
9:30 デザイン製作
商品企画部から提案されたシーズンコンセプトやクライアントからの要望などに基づいて、多数のラフスケッチを描きます。

上司の指示をあおぎながら商品化できそうな案について「製図」と「レンダリング」(完成予想図)というデザイン画をパソコンで作成します。

製図は平面図、正面図、側面図の「三面図」であらわします。

独創的なセンスが求められますが、販売価格に見あった宝石や貴金属を使用するための的確なコスト計算やジュエリー製作をふまえた発想ができなければなりません。

12:00 昼休み
クリスマスシーズンや展示会などの繁忙期は、落ち着いて昼食をとることがままならない場合もありますが、基本的には1時間の昼休みがあります。
13:00 クラフトマンと打ち合わせ
ジュエリー製作部門のクラフトマン(ジュエリー職人)と打ち合わせをします。

デザイン部門内部の連携はもちろんクラフトマンとも綿密な打ち合わせをする必要があり、デザインそのものだけでなくコミュニケーションについても高い能力が求められます。

15:00 指示書作成
打ち合わせ後は内容をまとめ、加工しやすいように指示書を作成します。

ときにはクラフトマンが製作したジュエリーのできあがりを確認することもあり、実際に加工した熟練者から直接聞く感想や意見は貴重です。

19:00 退社
勤務先企業にもよりますが、繁忙期でなければ早めに退社します。