ジュエリーデザイナーに向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
ジュエリーデザイナーに向いている性格・適性
ジュエリーが好きな人
ジュエリーデザイナーとして仕事をするには、宝石や貴金属についての専門的な知識や技術が求められます。
またジュエリー(宝飾)業界についてもたくさんの情報やトレンドを把握しておく必要があります。
そのためにはまずジュエリーが好きであること、自身でもジュエリーを身につけ楽しめることが大前提であると考えられるでしょう。
自分がデザインしたジュエリーが商品になり、お客さまやクライアントに喜んでもらえることがジュエリーデザイナーにとって最大のやりがいになります。
日々の勉強や修行のような苦労も、ジュエリーが好きという基本に立ち返ればきっと乗り越えることができるでしょう。
細かい作業が得意な人
ただしジュエリーが好きであっても大ざっぱな性格の人はジュエリーデザイナーには向かないでしょう。
製図やレンダリング(完成予想図)といったデザイン画を作成するにしても、ジュエリーを製作するにしても、非常に細かい単位まで注意を払う地味な作業が続きます。
デッサンを描くことやものづくりが好きであることも、ジュエリーデザイナーにとって欠かせない要素ではあります。
しかし、そもそも小さなジュエリーを扱ううえに細部の違いによって印象がまったく変わってしまう場合も少なくありません。
繊細な作業が得意な手先の器用な人、イラストであれパソコンであれ、緻密で正確なデザインができる人がジュエリーデザイナーの適性があるといえるでしょう。
20代で正社員への就職・転職
ジュエリーデザイナーに必要なスキル・能力
デザイン以外のアイデア
ジュエリーデザイナーにはさまざまな働き方があり分業することも考えられますが、商品企画や商品開発といったアイデア出しもできるに越したことはありません。
デザイン中心やクラフト(ジュエリー製作)中心のジュエリーデザイナーであってもセンスが良いかどうかで評価が決まります。
ジュエリー作家や、ジュエリーアーティストといわれるほど活躍するような人は、独創的なアイデアをかたちにできる能力がそなわっているのです。
企業内デザイナーであれば、多くの情報を収集および分析してシーズンコンセプトを設定したり、さまざまなコンセプトにもとづいてデザインしたりします。
いずれにしてもトレンドやターゲット(対象)を踏まえたうえで斬新なセンスやアイデアを提案できる人はジュエリーデザイナーに向いているといえるでしょう。
コミュニケーション能力
独立し一人でジュエリー製作を行っている人はまれです。
多くの場合、ジュエリーデザイナーは企業内デザイナーとしてさまざまなスタッフと働きます。
企画やマーケティングの担当者、販売担当者、実際にジュエリーを作るクラフトマンなど、ジュエリー製作には多くの人が関わります。
そのため、こうしたスタッフと協力し、コミュニケーションをとることができなければ、よい作品を作ることはできません。
ジュエリーデザイナーに向いていないのはどんな人?
ジュエリーデザイナーは、ファッションデザイナーと同様に紙に手書きでデザインを描いていくイメージを持つ人も多いでしょう。
しかし、実際のデザインの現場では多くがパソコン作業で、デザインソフトを使いこなさなければならない場面も多くあります。
パソコンが苦手という人は、今のうちからできるだけ慣れておくようにした方が良いかもしれません。