インテリアプランナーの仕事とは? わかりやすく仕事内容を紹介
インテリアプランナーの仕事とは
インテリアプランナーは、住宅や店舗、オフィスなどの建築物における室内のインテリアを設計する仕事です。
施主やお客さまから依頼を受けて、どのような室内空間を作るのか計画を立て、内装、照明器具、家具をどういったものにするか、どのような配置にするかを考えます。
お客さまの要望やニーズを把握して、プランに取り入れることはもちろんですが、お客さまにとって、より良い生活環境や空間を実現するためにはどうしたらよいかを提案するのも大切な仕事です。
インテリアのプロフェッショナルとしての視点を生かしながら、快適性、機能性、安全性なども考慮しながら、内装のプランを考えていきます。
また、設計完了後の建築時には、計画通りに工事が進められているかなどをチェックし、現場を指揮・監督していく役割も担います。
20代で正社員への就職・転職
インテリアプランナーの業務の内容
デザインの企画
クライアントの要望を受け、デザインだけでなく機能性や安全性にも考慮したプランを考えていきます。
実際にプランやデザインが固まると、それをもとに設計図や図面を起こしていきます。
インテリアプランナーは、家具、照明、壁紙など内装に関するあらゆるものを手掛けるため、幅広い知識が必要です。
工事の監督
工事がはじめると、工事がしっかりと行われているかを確認し、自ら現場で指揮をとることもあります。
こうした仕事は、インテリアデザイナーよりも建築士に近いといえるでしょう。
インテリアプランナーの役割
近年人々の考え方が多様化しており、インテリアプランニングに対するニーズが高まっています。
同じ部屋でも、インテリアを変えただけでがらりと雰囲気が変わるとを感じたことがある人も多いでしょう。
また、店舗の場合はインテリアによって客層が大きく変わったり、売上に影響したりすることも多いです。
こうした流れを受け、建築界ではインテリアプランナーの役割は非常に大きなものとなっています。
SNSなどで簡単にインテリアの情報を手に入れられるいま、レベルの高いインテリアプランニングをするには、インテリアプランナーの活躍が欠かせないのです。
20代で正社員への就職・転職
インテリアプランナーの勤務先の種類
インテリアプランナーは、おもにハウスメーカーや建設会社、設計・デザイン事務所などで働いており、建築業界で広く活躍できる仕事です。
必ずしも資格が求められる職業ではないため、いきなり現場に入って先輩の下で仕事を少しずつ覚えて一人前を目指す人もいれば、専門学校などでインテリアについて学んでから就職する人もいます。
経験を積み、さまざまな建築やインテリアの知識・技術を身に付けて、独立する人も多い職業です。
インテリアプランナーの仕事の流れ
クライアントへのヒアリング
クライアントの多くは、住宅や店舗の持ち主となる人です。
まずはどのような内装をイメージしているのか、どのように過ごしたいのか、予算はどれくらいかなどをヒアリングしていきます。
住宅の場合は、家族の構成やライフスタイル、店舗の場合は、扱う商品、客層、営業時間なども確認します。
その後は、実際の店舗や土地を視察し、イメージを膨らませます。
プランの企画・提案
ヒアリングした情報を元に、インテリアのプランを考えていきます。
インテリアのデザインはもちろん、機能性や安全性も重視しなくてはなりません。
クライアントに説明する際は、図面だけでなく、模型やCGを利用することもあります。
問題がなければ図面を作成し、業者に工事を発注します。
施工スタート
プランが正式に決定すると、業者に工事を発注し、内装工事がスタートします。
インテリアプランナーは実際に現場に行き、計画通りに工事が進められているのかをチェックします。
引き渡し
すべての工事や作業が終わると、クライアントに引き渡しを行います。
インテリアプランナーと関連した職業
建築やインテリアに関わる仕事は、インテリアプランナー以外にもたくさんあり、それぞれの業務範囲が重なっていたリ、絡み合っていたりすることもあるため、厳密に区別をすることは難しいです。
たとえば、インテリアを計画していく段階では、インテリアプランナー自身が実際に図面を作成することもあり、「建築士」としての仕事を担うことも少なくありません。
また、デザインイメージを作成するという点においては「インテリアデザイナー」とも関わりが深い職業といえます。
インテリアデザイナーにくらべると、デザインイメージ作成に加えて設計図の作成や工事管理まで幅広く携わるため、インテリアプランナーは、より建築に関する専門知識が求められるといえるでしょう。