仕事体験談 お客さまの喜ぶ顔は何よりの報酬 回答者 : アリサワさん(男性/51歳) 職業名 : 飲食業 レストラン事業部全般現在の状態 : 現役経験年数 : 15年 仕事内容 現在都内中央区のカフェレストランで勤務中です。 大手企業の飲食事業部の店舗ですが私の部署はチェーン展開がないので1店舗です。 およそ200名程度は入れる規模ですが、まずまず一日中集客はあります。 私は若い頃にホールで数年働いて転職、その後アパレルの営業を経て出戻り、戻ってからは厨房で調理担当をした後に人事なメニュー開発等の役割もやっていますのでシェフやマネージャーの次あたりのポジションになりますね。 他の仕事もやってみてやっぱり飲食業の魅力を再確認して再度業界に戻ってきたといった感じです。 仕事のやりがい 飲食の場合は目の前に消費者がいることが最大の魅力でしょう。 いいものを作ってサービスすれば満足のいく笑顔が見れる、それが励みになってまた頑張れるというのがいいですね。 あいにく今の職場はオープンキッチンでないため、お客さまの反応はホール担当しか見れません。 しかしホールの時は裏方のスタッフが作ったものを美味しそうに食べるお客さまを見て自分のことのように嬉しく思ったものです。 それを調理スタッフに伝えるとまた彼らも喜んでくれたのを見て、いい仕事だなあと思ったものです。 厨房に入ってからはそれをイメージしながら仕事を覚えていきました。 他店で数年修行したのでその頃はつらかったですが、元の職場に採用されてからはスーシェフレベルの扱い、責任もある代わりにやりがいも大きかったですね。 言葉は交わせませんがお客さまがリピートしてくれてたまに差し入れでお菓子をいただいたりすると報われる気がします。 時には失敗もありますが、理解あるお客さまのおかげで何とか続けられています。 覚悟しておいた方がいいこと ホールか調理でやることは当然違ってきます。 しかし料理に携わる身ですから知っておかなければいけないことは共通した部分も多いですね。 何れにしてもお店のメニューに関してだけでなく、料理全般を知識をして身につけておく必要があると思います。 今は洋食ベースのメニューが多いですがフレンチからイタリアン、中華や和食まで幅広く知っているに越したことはありません。 お客さまはややご年配の方が多い職場ですが、そんなお客さまは舌も肥えています。 聞かれた時に答えられるだけの知識とそれに対応できる技術、時間は掛かりますが勉強するしかありませんね。 これでいいという結論はありませんから常に上を目指していくぐらいの好奇心があるといいと思います。 中にはお客さまで気難しい方もいますが、それにめげないで努力できる姿勢が欲しいです。 先々他のお店に行くとか独立するとかそれぞれ目標もあっていいですね。 辞められるのはお店として困りますが、そのぐらいの意識を持っていて欲しいですし、個人的には応援したくなります。 正直肉体労働に人間関係も加わってストレスも溜まります。 その割に報酬はそんなに高くはない世界です。 でもお金に換算できない達成感があるのもこの世界の魅力だと思います。 給料・待遇 私はやや変則的な経歴ですのであまりあてになりませんが、職場の基準で言えばシェフなら年収は600〜700万ぐらいです。 月40とボーナスでそれぐらいです。 下の立場だと安いですね。 月20万弱からスタートが一般的でしょうか。 年収にすると300強が若手の待遇です。 週2日休みですが厳しいところは1日のところも未だに多いです。 ただこれだけは店舗や会社によってまちまちのようですし、常に人材不足な業界ですので改善しないと集まらないのをどこも理解していると思います。 おそらく以前よりは待遇は改善されているのではという印象です。 この職業の恋愛・結婚事情 今の職場に限らずですが社内での恋愛や結婚はたまに見かけます。 調理スタッフは普段厨房に箱詰めですからホールのスタッフと仲良くなる確率は高いです。 ホールはお客さまから好意を持たれることもあります。 基本自由ですし各々の判断によりますが、社内恋愛禁止の飲食業はあまり聞きません。 その代わりに仕事に差し支えるようなら当然指摘しますが。 あと結婚後の産休なども今の職場は割に寛容、結構子育てが落ち着いて復帰する女性は多いです。 一応会社として他の事業も展開しているので希望すると採用されることもあります。 この職業を目指す人へのメッセージ 私の場合は総合的に関わる役目になっていますが、飲食の場合はやはりまず何か一つ専門的なスキルを身につける必要があります。 そのためにはある程度の年数と勉強が必要ですから、少なくともその覚悟はないと続きません。 一人前になるまでは収入面などそう簡単に満足できないかもしれませんし、毎日先輩から叱られたりすることも珍しくありません。 ただどんな職種でも楽しんで働こうと思ったらまず基礎を身につけることです。 応用できるところまで行ければ仕事の難しさと同時に面白さも見えてくると思っています。 そこまで頑張ってやれると思うなら挑戦してみる値打ちはある世界だと思います。 お客さまの喜ぶ顔は何よりの報酬です。 次の記事へ
大手企業の飲食事業部の店舗ですが私の部署はチェーン展開がないので1店舗です。
およそ200名程度は入れる規模ですが、まずまず一日中集客はあります。
私は若い頃にホールで数年働いて転職、その後アパレルの営業を経て出戻り、戻ってからは厨房で調理担当をした後に人事なメニュー開発等の役割もやっていますのでシェフやマネージャーの次あたりのポジションになりますね。
他の仕事もやってみてやっぱり飲食業の魅力を再確認して再度業界に戻ってきたといった感じです。
いいものを作ってサービスすれば満足のいく笑顔が見れる、それが励みになってまた頑張れるというのがいいですね。
あいにく今の職場はオープンキッチンでないため、お客さまの反応はホール担当しか見れません。
しかしホールの時は裏方のスタッフが作ったものを美味しそうに食べるお客さまを見て自分のことのように嬉しく思ったものです。
それを調理スタッフに伝えるとまた彼らも喜んでくれたのを見て、いい仕事だなあと思ったものです。
厨房に入ってからはそれをイメージしながら仕事を覚えていきました。
他店で数年修行したのでその頃はつらかったですが、元の職場に採用されてからはスーシェフレベルの扱い、責任もある代わりにやりがいも大きかったですね。
言葉は交わせませんがお客さまがリピートしてくれてたまに差し入れでお菓子をいただいたりすると報われる気がします。
時には失敗もありますが、理解あるお客さまのおかげで何とか続けられています。
しかし料理に携わる身ですから知っておかなければいけないことは共通した部分も多いですね。
何れにしてもお店のメニューに関してだけでなく、料理全般を知識をして身につけておく必要があると思います。
今は洋食ベースのメニューが多いですがフレンチからイタリアン、中華や和食まで幅広く知っているに越したことはありません。
お客さまはややご年配の方が多い職場ですが、そんなお客さまは舌も肥えています。
聞かれた時に答えられるだけの知識とそれに対応できる技術、時間は掛かりますが勉強するしかありませんね。
これでいいという結論はありませんから常に上を目指していくぐらいの好奇心があるといいと思います。
中にはお客さまで気難しい方もいますが、それにめげないで努力できる姿勢が欲しいです。
先々他のお店に行くとか独立するとかそれぞれ目標もあっていいですね。
辞められるのはお店として困りますが、そのぐらいの意識を持っていて欲しいですし、個人的には応援したくなります。
正直肉体労働に人間関係も加わってストレスも溜まります。
その割に報酬はそんなに高くはない世界です。
でもお金に換算できない達成感があるのもこの世界の魅力だと思います。
月40とボーナスでそれぐらいです。
下の立場だと安いですね。
月20万弱からスタートが一般的でしょうか。
年収にすると300強が若手の待遇です。
週2日休みですが厳しいところは1日のところも未だに多いです。
ただこれだけは店舗や会社によってまちまちのようですし、常に人材不足な業界ですので改善しないと集まらないのをどこも理解していると思います。
おそらく以前よりは待遇は改善されているのではという印象です。
調理スタッフは普段厨房に箱詰めですからホールのスタッフと仲良くなる確率は高いです。
ホールはお客さまから好意を持たれることもあります。
基本自由ですし各々の判断によりますが、社内恋愛禁止の飲食業はあまり聞きません。
その代わりに仕事に差し支えるようなら当然指摘しますが。
あと結婚後の産休なども今の職場は割に寛容、結構子育てが落ち着いて復帰する女性は多いです。
一応会社として他の事業も展開しているので希望すると採用されることもあります。
そのためにはある程度の年数と勉強が必要ですから、少なくともその覚悟はないと続きません。
一人前になるまでは収入面などそう簡単に満足できないかもしれませんし、毎日先輩から叱られたりすることも珍しくありません。
ただどんな職種でも楽しんで働こうと思ったらまず基礎を身につけることです。
応用できるところまで行ければ仕事の難しさと同時に面白さも見えてくると思っています。
そこまで頑張ってやれると思うなら挑戦してみる値打ちはある世界だと思います。
お客さまの喜ぶ顔は何よりの報酬です。