インダストリアルデザイナーに向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

発想力や想像力のある人

インダストリアルデザイナーは、形のないところから、ものを生み出していかなくてはなりません。

市場調査をしたり、現在ある製品の問題点を洗い出したりしながら、世の中に受け入れられるデザインは何かを考えていくことになります。

漠然としたイメージを具現化していくのがインダストリアルデザイナーの役割であり、アイデアを出すための発想力や想像力は不可欠といえます。

ものづくりの仕事は一見、格好よく見えるかもしれませんが、実際には地道で泥臭い面も多々あり、良いデザインが思い浮かばずに苦しむ日もあるでしょう。

そんなときも、地道に考え続けられるような人がインダストリアルデザイナーに向いています。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

製品(モノ)の見た目に興味がある人

インダストリアルデザイナーは、「デザイナー」の一種ではありますが、アーティストとは異なり、製品という「モノ」のデザインをすることを役割としています。

製品のデザインをするうえでは、見た目の美しさだけではなく、機能性や使いやすさを重視することが不可欠です。

デザインを仕事にする身として、美しいもの、きれいなものに興味を持って美的感覚を高めることはもちろん大事ですが、製品の使い勝手や魅力を高めるためにはどうすればよいのか、という観点で見ていける人がインダストリアルデザイナーには向いています。

普段から、身の回りの工業製品のデザインをよく観察し、自分なりの意見や改善ポイントなどを考えておくとよいでしょう。

さまざまな視点を持って考えられる人

インダストリアルデザイナーは、その製品の性質や機能を把握し、さらに製造するにあたっての方法やコスト面まで意識してデザインを進めていかなくてはなりません。

考慮しなくてはならない要素がたくさんあり、製品の企画段階から設計・開発者や販売担当者らと打ち合わせを重ね、最良のデザインを決定していきます。

そこではデザインの専門知識やセンスはもちろんのこと、さまざまな要素を取り入れて答えを導き出していくための論理的な思考力なども求められてきます。

また、他の関係者らと密にコミュニケーションをとり、それぞれの意見やアイデアを柔軟に取り入れていく必要もあります。

自分だけのやり方にこだわり過ぎるのではなく、多様な視点を生かして形にしていける人はインダストリアルデザイナーの適性があるといえるでしょう。