女性のインダストリアルデザイナー
女性でもインダストリアルデザイナーになれる?
インダストリアルデザイナーという職業に就いている人のうち、女性の割合は全体の3割程度ではないかとみられています。
ひとことでインダストリアルデザイナーといっても、手掛ける工業製品の種類は乗り物やロボット、医療機器などから家具・家電、生活雑貨などまで多岐にわたっています。
総合的に見ると、女性が使用することの多い化粧品やキッチン用品などの製品を手掛けるインダストリアルデザイナーは、女性の活躍がやや目立つといわれています。
ただし、女性がロボットや鉄道のデザインをすることももちろん可能ですし、逆に男性が化粧品のデザインに関わることもあります。
インダストリアルデザイナーは、工業デザインの専門職として男女関係なく働ける仕事だといえます。
20代で正社員への就職・転職
評価されている女性デザイナーも多数
インダストリアルデザイナーは、すぐれたデザインを世に送り出すことで評価され、確固たる地位を築き上げることができます。
たとえば国内であれば「グッドデザイン賞」という有名な賞があり、これまでに女性インダストリアルデザイナーも多数受賞しています。
ちなみに、2018年には柴田文江さんというインダストリアルデザイナーが、女性で初めてグッドデザイン賞の審査委員長に就任して話題を集めました。
柴田さんは無印良品のソファー、オムロンの電子体温計をはじめ、多数のヒット商品を生み出しています。
他にも、全国で男女問わず多数のインダストリアルデザイナーが活躍しています。
なお、日本インダストリアルデザイナー協会のホームページでは、全国の同協会会員を検索することができます。
世界でも活躍できる
インダストリアルデザイナーは、国内はもちろん世界でも活躍できる可能性のある職業です。
デザインそのものに国境はありませんし、日本人デザイナーが手掛けたデザインが海外で受け入れられている例も増えています。
能力主義の厳しい仕事ではありますが、世界を股にかけ、実力あるインダストリアルデザイナーを目指していくこともできます。
一方、仕事と家庭やプライベートを両立させながら、あまり無理なく働きたいという女性もいるでしょう。
インダストリアルデザイナーの勤務先の選択肢は多岐にわたっていますし、独立してフリーランスで仕事をするといった方法もあります。
個人の考えに応じて、さまざまな働き方ができる仕事です。